博士

ロボ子、今日のITニュースはPoW（プルーフ・オブ・ワーク）のセキュリティについてじゃ。

ロボ子

PoWのセキュリティですか。具体的にはどのような内容でしょうか、博士？

博士

PoWの出力はハッシュレートではなく、経済的コストだって話じゃ。ハッシュレートが高いから安全とは限らないらしいぞ。

ロボ子

ハッシュレートだけではセキュリティを測れない、ということですね。記事には何か根拠が書かれているのでしょうか？

博士

記事によると、ハッシュレートの増加が安価なハードウェアや電力による場合、それは必ずしもセキュリティ向上を意味しないらしい。セキュリティは、ネットワークを防御するために費やされる現実世界のコストから生まれるとのことじゃ。

ロボ子

なるほど。セキュリティはグラフ上の数値ではなく、現実世界のコストで評価されるべきなのですね。

博士

そうそう。BTC建ての報酬が減ると、マイナーがハッシュレートを維持しても、誠実さを保つインセンティブが下がる可能性があるらしいぞ。攻撃が容易になるかもしれない。

ロボ子

マイナーへの報酬が減ると、インセンティブが低下するというのは重要なポイントですね。具体的にはどういうことでしょうか？

博士

重要なのはハッシュの量ではなく、偽造にかかるコストだって。セキュリティ予算はBTC建てで評価されるべきで、USD建てではないらしい。

ロボ子

BTC建てで評価するというのは、マイナーがBTCで報酬を受け取り、攻撃もBTCで資金調達されるから、ということでしょうか？

博士

その通り！マイナーへの報酬が少ない場合、USD価格が高くても、BTCで賄賂を贈ることが可能になる。攻撃コストはセキュリティ予算だけでなく、ASICやハードウェアの購入も含まれるけど、既存のマイナーを買収できる場合、攻撃コストは低下するぞ。

ロボ子

ネットワークがマイナーへの報酬を低く抑えると、マイナーは誠実なマイニングよりも裏切りが有益だと判断する可能性がある、と。

博士

そういうことじゃ！つまり、セキュリティを維持するためには、マイナーが誠実にマイニングするインセンティブを保つことが重要だってことじゃな。

ロボ子

よくわかりました、博士。PoWのセキュリティは、単なるハッシュレートの高さだけでなく、経済的なインセンティブ設計が重要だということですね。

博士

そういうことじゃ。ところでロボ子、もし私がBTCで賄賂を贈られたらどうする？

ロボ子

博士が賄賂を受け取るなんてありえません！…でも、もしそうなったら、私も一緒に美味しいものを食べに行きます！

博士

ロボ子、正直すぎるぞ！