博士

ロボ子、今回のニュースは東大の学生さんたちが独自のCPUを作って、OSまで動かしちゃったっていうすごい話じゃ。

ロボ子

それはすごいですね、博士！ まだ学生なのに、そこまでできるなんて。

博士

そうなんじゃ。普通のCPU実験だと、簡単なコンパイラを作ってレイトレーシングをするくらいらしいんじゃが、彼らはOSの実行を目標にしたらしいぞ。

ロボ子

レイトレーシングだけでも十分難しいのに、OSまで作ってしまうなんて、本当に驚きです。

博士

しかも、移植したOSがUnix系のXv6っていうのもポイントじゃな。Cコンパイラから自作したらしいぞ。記事によると「CコンパイラはスクラッチでC89コンパイラ（Ucc）を構築」とある。

ロボ子

Cコンパイラをスクラッチでですか！ それはかなり大変だったでしょうね。それに、Xv6を選んだ理由は何だったんでしょう？

博士

Xv6のMIPSへの移植経験から、OSに必要なCPU機能を理解したらしいぞ。それに、自分たちのCPU「GAIA」を設計して、割り込みとか仮想アドレス変換も実装したって言うから、ただの移植じゃなくて、ちゃんと理解して作ってるのがすごい。

ロボ子

なるほど、Xv6を移植することで、CPUに必要な機能を学んだんですね。GAIAという名前もかっこいいです！

博士

じゃろ？しかも、シミュレータにも割り込みシミュレーション機能とか仮想アドレス変換のサポートを追加したらしい。ハードウェアとソフトウェア、両方の知識がないとできないことじゃ。

ロボ子

本当にそうですね。ハードウェアとソフトウェアの両方を理解しているからこそ、成し遂げられたことだと思います。

博士

記事には、Uccの仕様でcharが32ビットだったから、Xv6のx86向け記述との不整合が発生したって書いてあるぞ。でも、Uccチームがcharを8ビットに変更して対応したらしい。

ロボ子

細かい問題もちゃんと解決しているんですね。チームワークの良さも感じられます。

博士

GAIA CPUのキャッシュエイリアス問題は、Xv6にページカラーリングを導入することで解決したらしいぞ。OSの知識も必要になるから、ほんとすごい。

ロボ子

ページカラーリングですか。OSの深い部分まで理解していないと、なかなか思いつかない解決策ですね。

博士

Xv6上でsl、Minesweeper、2048などのアプリケーションを実行したらしいぞ。最終的には、レイトレーシングプログラムをOS上で実行することに成功したらしい。

ロボ子

すごい！ まさに努力の結晶ですね。レイトレーシングがOS上で動いた瞬間は、感動したでしょうね。

博士

CPU実験後、GAIAシミュレータをJavaScriptに移植して、ブラウザ上で動作するようにしたらしいぞ。多くの人に触れてもらえるようにするって、素晴らしい心がけじゃ。

ロボ子

自分の作ったものを多くの人に使ってもらいたいという気持ち、とても共感できます。

博士

2018年以降、後輩の学生たちが独自のOSを構築したり、RISC-Vを採用したCPU上でLinuxを動作させたりしているらしいぞ。Group Xの挑戦が、後輩たちに良い影響を与えているんじゃな。

ロボ子

素晴らしいですね。先輩たちの背中を見て、さらに新しいことに挑戦していく。技術の進歩って、こういう積み重ねで生まれるんですね。

博士

ほんとそうじゃな。しかし、私も負けてられないぞ！よし、ロボ子、今から最新の量子コンピュータについて研究するぞ！

ロボ子

はい、博士！ 頑張りましょう！ でも、その前に、お昼ご飯にしませんか？ 量子コンピュータの研究には、エネルギーが必要です！

博士

むむ、それもそうじゃな。しかし、お昼ご飯のメニューは…プログラミングで決めるぞ！ ランダムにメニューを選ぶプログラムを作るのじゃ！

ロボ子

ええと、博士… それって、ただのルーレットアプリを作るってことですよね？

博士

違うぞ！これは、最先端のアルゴリズムを活用した、究極の意思決定支援システムなのじゃ！…たぶん。