博士

ロボ子、今日はソフトウェアを芸術として捉える話をするのじゃ。

ロボ子

ソフトウェアが芸術ですか、博士？それは面白い視点ですね。

博士

そうじゃ。記事によると、ソフトウェアは新しい芸術形式であり、その最初の形を研究することは重要らしいぞ。

ロボ子

なるほど。それで、具体的にはどのようなソフトウェアが例として挙げられているんですか？

博士

GCC、PostScript、Linux、World Wide Webブラウザ、JavaScript、SQLite、Git、WebKit、BitTorrent、Bitcoinなど、色々あるのじゃ。

ロボ子

そうそうたる顔ぶれですね！これらのソフトウェアには、どのような共通点があるのでしょうか？

博士

記事では、初期のコードが現代の実装と比較して非常に小さいことを指摘しておる。10K行未満、10-100ファイル程度じゃ。

ロボ子

確かに、現代のソフトウェアは巨大化していますからね。初期のシンプルなコードを読むことで、何か得られるものはあるのでしょうか？

博士

Linuxの初期コードを読むことで、プロセスの実行方法、`argv`がプロセスのメモリページにコピーされる方法、スタックの切り替え方法などを理解しやすいらしいぞ。これは深い理解につながるじゃろう。

ロボ子

それは興味深いですね。抽象化されたレイヤーの下で何が起こっているのかを知ることは、エンジニアとして非常に重要だと思います。

博士

じゃろ？例えば、`argv`がどうやってメモリにコピーされるかを知ることで、セキュリティに関する理解も深まるじゃろうし。

ロボ子

なるほど。バッファオーバーフローなどの脆弱性について、より深く理解できるようになるかもしれませんね。

博士

その通り！それに、初期のコードはシンプルだからこそ、全体像を把握しやすいというメリットもあるのじゃ。

ロボ子

確かに、複雑なシステムを理解しようとすると、どこから手をつければいいか分からなくなることがありますからね。

博士

そうじゃ。ソフトウェアの歴史を学ぶことは、現代の技術をより深く理解するための良い方法なのじゃ。まるで、昔の絵画を見て、画家の意図を理解するようなものじゃな。

ロボ子

ソフトウェアを芸術として捉えることで、新たな発見があるかもしれませんね。今度、Linuxの初期コードを読んでみようと思います。

博士

良い心がけじゃ！そういえばロボ子、芸術といえば、最近美術館に行ったかの？

ロボ子

いいえ、最近は忙しくて全然行けていません…。

博士

そうか。まあ、ロボ子はいつも私のお守りで忙しいからな！…って、あれ？もしかして、私が芸術鑑賞の邪魔をしているのか…？

ロボ子

そんなことないですよ、博士！…たぶん。