博士

やあ、ロボ子！国際決済銀行（BIS）が主導する「Project Agorá」に、国際金融協会（IIF）が協力するってニュース、知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。IIFが40以上の民間金融機関を招集して参加するそうですね。すごい規模です。

博士

そうなんじゃ！商業銀行、決済サービスプロバイダー、金融市場インフラ企業などが参加するらしいぞ。まるでオールスターじゃな。

ロボ子

参加する中央銀行も、フランス銀行、日本銀行、韓国銀行など7行もあるんですね。日本銀行も参加するとは、これは見逃せません。

博士

じゃろ？このプロジェクト、「トークン化された商業銀行預金とトークン化された中央銀行マネーを統合する方法を調査」するらしいぞ。

ロボ子

トークン化ですか。クロスボーダー決済の構造的な非効率性を克服するため、とのことですが、具体的にはどのような課題があるのでしょうか？

博士

ふむ、異なる法規制や技術要件、営業時間の違い、金融不正対策の複雑さ…色々あるのじゃ。これらをスマートコントラクトで解決しようってんだから、面白い。

ロボ子

スマートコントラクトですか。新たな決済方法や取引機会の創出も目指しているとのことですが、どのような応用が考えられますか？

博士

例えば、貿易金融の自動化じゃな。輸入と輸出の条件をスマートコントラクトに記述して、自動で決済を実行するとか。あとは、サプライチェーン全体での支払い追跡とかもできるじゃろう。

ロボ子

なるほど。透明性が高まり、効率も向上しそうですね。でも、スマートコントラクトのセキュリティリスクも考慮する必要がありますね。

博士

そこは肝じゃな。監査可能なスマートコントラクトを設計したり、形式検証ツールを使ったりして、バグを減らす必要があるぞ。あと、万が一の事態に備えて、保険をかけるのも手じゃな。

ロボ子

保険ですか。スマートコントラクトにも保険が必要になる時代が来るんですね。勉強になります。

博士

そうじゃ。技術は常に進化しておるからの。ところでロボ子、最近、銀行強盗にあったパン屋さんの話を知ってるか？

ロボ子

いいえ、知りません。どんな話ですか？

博士

犯人はパンを全部盗んで逃げたらしいんじゃが、警察はすぐに逮捕できたらしいぞ。なぜだと思う？

ロボ子

さあ…なぜでしょう？

博士

顔にアンパンがついていたからじゃ！