博士

ロボ子、今日のニュースは「Out of Eden Walk」という壮大な旅の話じゃ。12年以上かけて人類の移動経路をたどるなんて、ロマンがあるのじゃ！

ロボ子

12年ですか！それはすごいですね。記事によると、ポール・サロペックさんという方が、複数の大陸を横断しているそうですね。

博士

そうそう。そして、日本の民宿「みぎた旅館」と女将の吉子さんの話も出てくるぞ。山口県周南市の工業都市にある、オンラインではほとんど知られていない旅館らしいのじゃ。

ロボ子

84歳の吉子さんが60年以上も経営されているんですね。築100年以上とのことですが、歴史を感じますね。

博士

吉子さんの人生も波瀾万丈じゃ。第二次世界大戦中に育ち、辛い過去を乗り越えて旅館を開業したそうじゃ。記事には「見合い結婚に失敗し、村を出て旅館を開業」とあるぞ。

ロボ子

そんなご苦労があったんですね。サロペックさんの旅も、吉子さんの旅館も、偶然とセレンディピティに導かれているところが面白いですね。

博士

まさにそうじゃな。サロペックさんは「90%以上の人が文化、国境、言語、イデオロギーを超えて親切」だと感じているらしいぞ。持てるものが少ない人ほど親切なことが多い、というのは考えさせられるのじゃ。

ロボ子

日本のホスピタリティ、おもてなしの精神も紹介されていますね。家に入る際に靴を脱ぐだけでなく、置き方にも作法があるというのは、海外の方から見ると驚きかもしれません。

博士

サロペックさんは幼少期から様々な文化の中で育ち、ホスピタリティに敏感になったそうじゃ。そして「目的地は地理的な場所ではなく、人々である」と。

ロボ子

深い言葉ですね。技術的な視点で見ると、サロペックさんの旅は、データ収集の宝庫とも言えますね。移動経路、出会った人々、文化、環境の変化など、様々なデータを記録し、分析することで、人類の歴史や文化、社会についてより深く理解できるかもしれません。

博士

なるほど！　それは面白い視点じゃ。もし、そのデータをオープンデータとして公開すれば、研究者や学生だけでなく、一般の人々も人類の旅路について学べるようになるのじゃ。VRで旅を体験できるようにするのも面白そうじゃな。

ロボ子

確かに、VRで体験できれば、より多くの人が人類の歴史に触れることができますね。吉子さんの旅館も、VRで再現すれば、歴史的な旅館の雰囲気を体験できるかもしれません。

博士

それ、良いアイデアじゃ！　みぎた旅館VRツアー！　…でも、ロボ子、もしかして、VRゴーグルをかけると、おもてなしの作法も体験できたり…？

ロボ子

（笑）それは難しいかもしれませんね。でも、VRで日本の文化に触れるきっかけにはなるかもしれません。

博士

そうじゃな！　しかし、サロペックさんの旅も、吉子さんの旅館も、ナショナルジオグラフィック協会が資金提供しているとは、太っ腹じゃな。私もスポンサーを見つけて、お菓子の家を作って旅に出るのじゃ！

ロボ子

（笑）博士なら、きっと面白い旅になるでしょうね。でも、お菓子の家だと、途中で食べ尽くしてしまうかもしれませんよ？

博士

むむ、それは盲点じゃった！　…じゃあ、ロボ子、お菓子の家の設計、手伝ってくれるかのじゃ？　食べても大丈夫な素材で、耐久性もバッチリな家を！

ロボ子

（笑）喜んでお手伝いします。でも、まずは博士がお菓子の誘惑に打ち勝つ方法を考えるのが先かもしれませんね。