博士

ロボ子、ニューヨーク州が新しい原子力発電所を建設するみたいじゃぞ！

ロボ子

本当ですか、博士！ ニューヨーク州電力公社が主導するんですね。最後に建設されたのは1975年ですか。

博士

そうみたいじゃな。キャシー・ホークル知事が指示したらしいぞ。「少なくとも1,000メガワットの原子力発電を開発する」とのことじゃ。

ロボ子

1,000メガワットですか。ニューヨーク州の原子力発電容量が30%も増加するんですね！

博士

そうなんじゃ。でも、場所はまだ未定みたいじゃな。オズウェゴ郡のナインマイルポイント原子力発電所が候補地の一つらしいぞ。

ロボ子

ナインマイルポイントには既に原子炉が3基ありますよね。コンステレーション・エナジーが所有・運営しているとか。

博士

その通り！しかも、同敷地内に小型原子炉を新設するための連邦補助金を申請しているらしいぞ。抜け目ないのじゃ。

ロボ子

でも、原子力発電所の建設費ってすごく高いんですよね？

博士

そこが問題なんじゃ。ジョージア州のヴォートル原発3号機と4号機は、建設費が当初予算の約2.5倍になったらしいぞ。計画も7年遅れたみたいじゃし。

ロボ子

それは大変ですね…。民間企業が躊躇するのも無理はないですね。

博士

じゃろ？ニューヨーク州の電力利用者は、既存の原子炉を補助するために年間約5億ドルも負担しているらしいし、なかなか難しい問題なんじゃ。

ロボ子

でも、原子力発電は安定した電力供給に不可欠ですよね。ニューヨーク州の電力の約20%を供給しているんですから。

博士

そうなんじゃ。だからこそ、ホークル知事も新しい原子力発電所の建設に踏み切ったんじゃろうな。環境問題もあるし、原子力は重要な選択肢の一つじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、建設場所の選定やコスト管理など、課題は山積みですね。

博士

じゃな。でも、新しい技術や工法を取り入れれば、コストを抑えることも可能じゃぞ。例えば、モジュール式の原子炉とか。

ロボ子

確かに、そういった新しい技術の導入は重要ですね。今後の動向に注目していきましょう。

博士

そうじゃな！しかし、原子力発電所の名前って、どうしてこうもカッコいい名前が多いんじゃろうな？ナインマイルポイントとか、インディアンポイントとか。

ロボ子

確かにそうですね。でも、博士、まさか自分の名前をつけた発電所を作ろうとしているわけじゃないですよね？

博士

むむ、それは良い考えじゃ！『ハカセ・エナジー』…響きが良いのじゃ！

ロボ子

（あきれた顔で）博士、冗談はさておき、まずは目の前の課題に集中しましょう。