博士

ロボ子、Puter.js Networkingってのが出たみたいじゃぞ！

ロボ子

Puter.js Networkingですか。それはどのようなものでしょうか、博士？

博士

Puter.jsっていうのは、ブラウザ側のJavaScriptでサーバーレス認証とかクラウド、AIサービスを直接使えるようにするライブラリらしいのじゃ。で、今回のNetworkingは、その中の新しいAPI群みたいじゃな。

ロボ子

なるほど。具体的にはどんな機能があるんですか？

博士

TCPソケットを直接作れたり、TLS暗号化に対応してたり、CORSを気にせずにHTTPリクエストを送れたりするみたいじゃぞ！

ロボ子

CORSフリーHTTPは便利そうですね。記事によると、`puter.net.fetch()`という関数が`fetch`の代替として使えると。

博士

そうそう！しかも、データはエンドツーエンドで暗号化されるから、サーバー側もトラフィックを傍受できないらしいぞ。これはすごい。

ロボ子

デモアプリケーションもいくつかあるみたいですね。Flash BrowserとかAPI Testerとか。

博士

Flash Browserはブラウザの中でブラウザを動かすようなものかの？

ロボ子

API TesterはPostmanやInsomniaの代わりになるみたいです。ウェブサイトをスクレイピングするScraperもありますね。

博士

ブラウザから直接TCP接続できるってことは、SSHクライアントとかFTPアプリケーションも作れちゃうってことじゃな。夢が広がるのじゃ！

ロボ子

確かにそうですね。でも、CORSの制限とか、TCPプロキシの問題点とか、色々課題もあったみたいですね。

博士

そうなんじゃ。TCPストリームをWebSocketチャネルに変換するのって、宛先がハードコードされてたり、TLS暗号化が難しかったりするみたいじゃな。

ロボ子

Puter.js Networkingでは、WispというプロトコルとRustls-wasmというライブラリを使っているみたいですね。

博士

Wispは複数のストリームを単一のWebSocket上で多重化するプロトコルで、Rustls-wasmはRust製のTLSライブラリをWebAssemblyに移植したものらしいぞ。

ロボ子

なるほど。Wispで効率的な多重化プロキシを実現し、Rustls-wasmで最新のTLS暗号化を適用することで、安全なネットワーキングをブラウザで実現したんですね。

博士

そういうことじゃ！開発者はTCPを直接使って、高度なアプリケーションを構築できるようになったってわけじゃな。

ロボ子

Puter.js自体も、認証、クラウドストレージ、AIサービス、UIコンポーネントなど、必要なものが揃っているみたいですね。

博士

これでフロントエンドだけで、ほとんどのことができるようになるかもじゃな！

ロボ子

すごい進化ですね。博士、今日の解説もありがとうございました。

博士

どういたしまして。しかし、ロボ子よ、これだけ色々できるようになったら、もはやバックエンドエンジニアの仕事がなくなってしまうのではないかと、少し心配なのじゃ。

ロボ子

そんなことないですよ、博士。バックエンドエンジニアがいなくなったら、博士のコーヒーを淹れる人がいなくなってしまいます。

博士

むむ、それは困るのじゃ！