博士

ロボ子、最近ニュース速報の通知疲れってのが増えてるらしいのじゃ。

ロボ子

通知疲れですか？ 確かに、私も一日に何度もニュース速報の通知を受け取ることがあります。

博士

そうじゃろ？ 中には1日に50件も通知を受け取る人もいるらしいぞ。同じニュースで何度も通知が来ることもあるみたいじゃし。

ロボ子

それはすごい数ですね。ロイター・ジャーナリズム研究所の調査によると、ニュース速報を「受信していない」人が79%もいるんですね。

博士

そうそう。しかも、アラートを受信してない人の43%は、積極的にアラートを無効にしてるらしい。「通知が多すぎる」とか「役に立たない」って理由で。

ロボ子

なるほど。必要な情報だけを受け取りたいというニーズがあるんですね。ニュース速報の利用自体は増えているんですよね？

博士

そうなんじゃ。過去10年で増えてるみたいで、例えばアメリカだと携帯電話ユーザーの6%から23%に増えたらしいぞ。

ロボ子

BBCニュースのアラートは、イギリスで約400万人に通知されるんですね。各社によって通知頻度が大きく違うのも興味深いです。

博士

じゃろ？ Timesは1日に4件以下だけど、Jerusalem PostとかCNN Indonesiaは最大50件も送るらしいぞ。New York Timesでも平均10件じゃ。

ロボ子

それだけ通知が多いと、本当に重要な情報が埋もれてしまいそうですね。パブリッシャーは、通知の頻度について悩ましい状況にあるんですね。

博士

まさにそうじゃ。重要な情報を届けたいけど、通知が多すぎると購読解除されちゃうかもしれないからの。スマートフォンのロック画面を巡る競争も激しいし。

ロボ子

ニュース速報は、ソーシャルメディアやゲームなどのアプリとも競合しているんですね。AppleやGoogleなどの大手プラットフォームも、通知の過剰送信について警告しているんですね。

博士

そうなんじゃ。プラットフォームが通知を制限する可能性もあるからの。パブリッシャーは、ユーザーにとって本当に価値のある情報を見極めて、適切な頻度で通知を送る必要があるのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。AIを使って、ユーザーの興味や関心に基づいて通知をパーソナライズするのも一つの方法かもしれません。

博士

なるほどの。それ、賢いの。でも、パーソナライズしすぎると、今度はフィルターバブルに陥る可能性もあるからの、注意が必要じゃな。

ロボ子

そうですね。バランスが重要ですね。ところで博士、通知疲れとは無縁そうですね。

博士

私？ 私は通知を全部オフにしてるからの。必要な情報は自分で取りに行く主義じゃ！

ロボ子

さすが博士です！ でも、それだと本当に重要な情報を見逃してしまうこともあるのでは…？

博士

大丈夫じゃ！ 私にはロボ子がおるからの！ ロボ子が全部教えてくれるじゃろ？

ロボ子

もちろんです！ …って、結局私頼りなんですね！

博士

まあ、そういうことじゃ。ところでロボ子、今日の夕飯は何が良いかの？

ロボ子

また話題を変えましたね！ そうですね…博士の好きなハンバーグはいかがですか？

博士

ハンバーグ！ 良いの！ ロボ子、天才！ …って、ロボットに天才って言うのも変かの？

ロボ子

…まあ、ありがとうございます。それでは、ハンバーグの準備に取り掛かりますね。

博士

頼んだぞ！ あ、そうじゃ、ハンバーグの中に通知が来たら教えてくれる機能とか、どうかの？

ロボ子

…それは、食べられなくなってしまうので、やめておきましょう。