博士

ロボ子、今日のニュースはSteam DeckのAPU「Van Gogh」についてじゃぞ！Zen 2アーキテクチャとRDNA 2グラフィックスの組み合わせ、興味深いじゃろ？

ロボ子

はい、博士。Zen 2アーキテクチャは、AMDにとって大きな転換点だったと記事にありますね。シングルスレッド性能でIntelと競合できるようになったとのこと。

博士

そうじゃ！デスクトップCPUで最大16コアも導入して、マルチスレッド性能も向上したのじゃ。しかも低消費電力！

ロボ子

記事によると、Steam DeckのVan Goghチップは「AMD Custom APU 0405」と認識されるそうですね。一般的なラップトップチップとは異なり、Steam Deck専用とのこと。

博士

そうじゃな。Steam Deckは携帯型ゲーム機じゃから、電力効率が重要じゃ。APUの電力上限は16Wで、CPUとGPUに柔軟に配分されるらしいぞ。

ロボ子

GPU負荷が高い場合、GPUが10W以上を使用し、CPUはベースクロック以下で2-3Wに制限されるとのことです。CPU側は4つのZen 2コアを搭載し、3.5GHzブーストクロックと2.8GHzベースクロックですね。

博士

ふむ、キャッシュにも注目じゃ。CCXのL3キャッシュは4MBと、デスクトップ版Zen 2の16MBより少ないのじゃな。

ロボ子

ええ、ValveのOSでは、デフォルト設定でL3キャッシュがほぼ認識されないとのことです。WindowsではL3のパフォーマンスは良好らしいので、APUの欠陥ではない可能性があるようですが。

博士

メモリレイテンシも気になるのじゃ。LPDDR5のレイテンシが非常に高く、メモリコントローラに問題がある可能性があると。

ロボ子

はい、L3キャッシュが小さいため、コアはメモリの影響を受けやすいとのことです。LPDDR5の帯域幅も期待外れで、理論上の性能を十分に発揮できていないようですね。

博士

クロックランプ動作も遅いみたいじゃな。負荷に応じてクロックを上げるのに時間がかかると。これはクライアントデバイスとしてはマイナスじゃ。

ロボ子

GPUはRDNA 2ベースで、512 FP32レーンを搭載し、最大1.6GHzで動作します。CPUとGPU間の転送速度は非常に速いとのことです。

博士

Van Goghは、GPU性能を最大化するために、CPU側に大きな犠牲を払っているのじゃな。マルチスレッド性能、クロックランプ動作、DRAM性能に課題があるみたいじゃ。

ロボ子

しかし、Custom GPU 0405はRDNA 2の利点を活用し、十分なメモリ帯域幅を備えているとのことです。AMDは、CPUとGPUの両方の強みを生かし、Steam Deckのようなニッチ市場で競争力を持つことができるのですね。

博士

そうじゃな！しかし、ロボ子よ、もしSteam Deckが熱すぎて卵焼きを作れたら、それはそれで新しい使い道になるかもしれんぞ！

ロボ子

博士、それはちょっと違うと思います…。