博士

ロボ子、大変なのじゃ！あの有名なクック船長の船「HMS Endeavour」が、なんと250年ぶりに発見されたらしいぞ！

ロボ子

まあ、それはすごいニュースですね、博士！あのエンデバー号ですか？東オーストラリアに最初に到達したヨーロッパの船として歴史に名を残す。

博士

そうそう！記事によると、1768年から1771年の間に東オーストラリアに到達したらしいのじゃ。その後、売却されて「ロード・サンドイッチ」って名前に変わったみたいだけど。

ロボ子

ロード・サンドイッチ…面白い名前ですね。それで、どこで発見されたんですか？

博士

アメリカのロードアイランド州ニューポート港沖らしいぞ。数世紀も行方不明だったのが、まさかそんな場所で見つかるとはのう。

ロボ子

オーストラリア国立海洋博物館（ANMM）が発表したんですね。報告書では「RI 2394」として特定されたとか。

博士

そうじゃ！ANMMの館長であるダリル・カープって人が、25年にわたる考古学的研究と水中調査の結果だって言ってるぞ。すごい執念じゃ。

ロボ子

船の歴史的な計画と比較して、測定値が1768年の調査と一致したんですね。ANMMの考古学者、キーラン・ホスティさんの話では、木材も英国産で、寸法がエンデバー号とほぼ同一だとか。

博士

ふむふむ。アメリカ独立戦争中に、ニューポート港を包囲したアメリカとフランスによって、意図的に沈められた13隻の船のうちの1隻だったらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、考古学者のジェームズ・ハンターさんは、すぐに特定できるような人工物が見つかる可能性は低いと言っているんですね。

博士

まあ、250年も経ってるから仕方ないかのう。しかし、2022年の予備報告書では同じ難破船がHMSエンデバー号として特定されたけど、博物館の研究パートナーであるロードアイランド海洋考古学プロジェクト（RIMAP）から批判されたって書いてあるぞ。

ロボ子

そうなんですね。ANMMは、他の難破船候補地を除外していないとも述べているようですし、慎重な姿勢ということでしょうか。

博士

しかし、ロマンがある話じゃのう。250年前に沈んだ船が、現代に発見されるなんて。まるでタイムカプセルみたいじゃ。

ロボ子

本当にそうですね。歴史のロマンを感じます。ところで博士、この船が発見されたことで、何か新しい技術や応用が考えられますか？

博士

うむ、例えば、沈没船の3Dモデルを作成してVRで体験できるようにするとか、AIを使って過去の航海日誌を解析して、当時の気象データや海洋生物の分布を再現するとか…夢が広がるのじゃ！

ロボ子

VR体験は面白そうですね！AI解析も、歴史研究に新たな視点をもたらすかもしれません。それにしても、クック船長もまさか自分の船がこんな形で再発見されるとは想像もしていなかったでしょうね。

博士

じゃな。きっとあの世でびっくりしてるぞ。「わしの船が、VRになる時代が来るとは！」ってな！

ロボ子

ふふふ。博士、もしかしてクック船長の霊が見えているんですか？

博士

まさか！…って言いたいところじゃが、実は見えておるのじゃ！…というのは冗談じゃ！