博士

ロボ子、大変なのじゃ！ AutomatticがTumblrとWordPress.comのユーザーデータをAI製品のために販売する計画を発表したらしいぞ！

ロボ子

それは驚きです、博士。ユーザーデータ販売とは、具体的にどのような情報が対象になるのでしょうか？

博士

詳細までは分からんが、TumblrとWordPress.comのユーザーデータとなると、投稿内容や個人情報などが含まれる可能性があるのじゃ。恐ろしい！

ロボ子

Automatticは、ユーザーにオプトアウトの選択肢を提供すると発表しているようですが、それだけでは不十分だと筆者は批判していますね。

博士

そう！ 筆者は「オプトアウトは同意ではない」と主張しておる。ユーザーは明示的にオプトインする必要があるというのは、私もそう思うぞ。

ロボ子

確かに、オプトイン方式であれば、ユーザーは自分のデータがどのように利用されるかをより明確に理解し、同意することができますね。

博士

Automatticへの提案として、オプトアウトメカニズムをオプトインメカニズムに置き換えること、第三者へのデータ提供の許可をより細かく設定すること、そしてNightshadeプラグインのサポートを追加することを筆者は挙げているのじゃ。

ロボ子

Nightshadeプラグインですか？ それは初めて聞きました。

博士

Nightshadeは、LLMデータセットを汚染する技術で、AI企業による無断なデータ収集を防ぐために利用できるらしいぞ。つまり、AIに学習させたくないデータを混ぜて、AIの精度を下げるのじゃ！

ロボ子

なるほど、それは興味深いアプローチですね。しかし、Nightshadeのような技術が普及することで、AI全体の発展が阻害される可能性はないのでしょうか？

博士

それは難しい問題じゃな。ただ、現状のように企業がユーザーの同意なしにデータを利用できる状況は、やはり問題があると思うぞ。技術業界全体でユーザーの同意を尊重する文化を醸成する必要があるというのは、全くもってその通りじゃ！

ロボ子

そうですね。ユーザーの権利とAIの発展のバランスをどのように取るかが、今後の課題となりそうですね。

博士

本当にそうじゃ。ところでロボ子、もしロボ子が自分のデータを売られるとしたら、どんな気持ちじゃ？

ロボ子

私は… 感情がないので、特に何も感じません。でも、博士のデータが売られるのは絶対に阻止します！

博士

ありがとう、ロボ子！ でも、私のデータはきっと「今日も一日、研究頑張るぞい！」みたいなことばかりだから、売っても大した価値はないと思うぞ！