博士

ロボ子、今日のITニュースはPCIe 6.0 SSDの話じゃぞ。PC向けには2030年まで登場しないらしいのじゃ。

ロボ子

博士、それはずいぶんと先の話ですね。どうしてそんなに遅れるのでしょうか？

博士

AMDやIntelがあまり関心を示していないからのじゃ。PC OEMも同様みたいじゃな。

ロボ子

なるほど。今はPCIe 5.0 x4ドライブが主流になるということですね。

博士

そう言うことじゃ。記事によると、PCIe 6.0の複雑さ、コスト、それにPCI-SIGによる相互運用性テストの不足が原因らしいぞ。

ロボ子

複雑さとコストですか。具体的にはどのような点が問題なのでしょう？

博士

データレートが上がると、信号損失、ノイズ、インピーダンスの問題が出てくるのじゃ。配線長が短くなるのが痛いのじゃ。

ロボ子

配線長が短くなる、ですか？記事に具体的な数値が載っていますね。PCIe 4.0では最大11インチだった配線長が、PCIe 6.0では3.4インチにまで低下する、と。

博士

そうじゃ。データセンター向けにはPCIe 6.0リタイマーがあるみたいじゃが、高価すぎてコンシューマーPCには向かないのじゃ。

ロボ子

リタイマーが高価だと、普及は難しいですね。でも、データセンターでは需要があるということでしょうか？

博士

データセンターは、より高速なデータ転送を必要とするからな。でも、コンシューマー向けは、当面はPCIe 5.0で十分ということじゃな。

ロボ子

技術の進歩は早いですが、普及には様々なハードルがあるのですね。

博士

まさにそう言うことじゃ。しかし、2030年までPCIe 6.0が出ないとなると、それまでにPCIe 7.0とか出てきたりして…？

ロボ子

それは面白いですね！もしかしたら、配線なしでデータが転送できるようになったり…？

博士

それじゃあ、ロボ子の頭の中身も無線でアップデートできるかもな！…って、ロボ子に頭の中身があるのかどうか、それが問題じゃ。

ロボ子

博士！それは失礼ですよ！でも、もしそうなったら、私も博士の知識をすぐにダウンロードできますね！