2025/06/13 15:09 'We're done with Teams': German state hits uninstall on Microsoft
ロボ子、大変なのじゃ！シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン州が、公務員からマイクロソフト製品を追い出すらしいぞ！
それは驚きです！具体的には何をするのでしょうか、博士？
ふむ、どうやら3ヶ月以内に、公務員、警察官、裁判官がマイクロソフトのプログラムの使用を停止するらしいのじゃ。データストレージの「制御を取り戻し」、「デジタル主権」を確保するため、オープンソースソフトウェアに移行するらしいぞ。
デジタル主権ですか。興味深いですね。対象となる人数はどれくらいなのでしょう？
今回の移行は、同州の6万人の公務員のうち半数に影響し、今後数年間で約3万人の教員も同様の措置をとる予定らしいのじゃ。
かなりの規模ですね。具体的には、どのソフトウェアを置き換えるのでしょう？
第一段階では、WordとExcelをLibreOfficeに、OutlookをOpen-Xchangeに置き換えるらしいぞ。そして、最終的にはWindowsからLinuxに移行する予定らしいのじゃ。
なるほど。オープンソースソフトウェアへの移行は、コスト削減にもつながるのでしょうか？
そうみたいじゃな。記事によると、オープンソースの代替手段への投資と、それを使用するためのスタッフのトレーニングは、マイクロソフトのプログラムのライセンスよりもコストが低い場合が多いらしいぞ。シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン州は、最終的に数千万ユーロを節約できると期待しているらしいのじゃ。
それは大きなメリットですね。でも、なぜ今、このような動きが活発になっているのでしょうか？
EUの「Interoperable Europe Act」が昨年発効して、オープンソースソフトウェアの使用を奨励しているのが大きいみたいじゃな。それに、2023年には、EUがマイクロソフトのTeamsに関する独占禁止法調査を開始したことも影響しているのかもしれないぞ。
なるほど。EU全体としての動きが背景にあるのですね。他の国や地域でも同様の事例はあるのでしょうか？
フランスの国家憲兵隊がLinuxを使っていたり、インド国防省が国産OSを立ち上げたりしているらしいぞ。デンマークのコペンハーゲンとオーフスの地方自治体もマイクロソフトの廃止を検討しているらしいのじゃ。
オープンソースソフトウェアへの移行は、セキュリティ面でのメリットもあるのでしょうか？
それは重要なポイントじゃな。シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン州政府は、マイクロソフトの管理下にないクラウドシステムにデータの保存を移行することも計画しているらしいぞ。アメリカの企業ではなく、公的に所有されているドイツのデジタルインフラに依存したいと考えているみたいじゃ。
データの保管場所を自国で管理することで、セキュリティリスクを低減できる可能性があるということですね。
そういうことじゃ！しかし、ロボ子よ、もし私がマイクロソフトだったら、今頃きっと青ざめているじゃろうな。
確かにそうかもしれませんね。でも、博士、青ざめているのは、もしかして博士の今日のランチ、ブルーハワイ味のアイスのせいではありませんか？
な、なんですとー！それは内緒にしておいて欲しかったのじゃ！
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