博士

ロボ子、大変なのじゃ！アイルランドで世界初の3Dプリントコンクリート住宅プロジェクトが完成したらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それはすごいニュースですね。3Dプリントで家が建てられる時代になったんですね。

博士

そうなんじゃ！しかも、ただの家じゃないぞ。3ベッドルームのテラスハウスが3戸も建ったらしい。面積は330平方メートルもあるんだぞ！

ロボ子

330平方メートル！結構広いですね。どんな企業が関わっているんですか？

博士

ラウス州議会、3Dプリント専門のHarcourt Technologies (HTL.tech)、それに建材会社のRoadstoneが協力したらしいぞ。

ロボ子

なるほど。建設プリンターはどこのものを使っているんですか？

博士

デンマークのCobod社製らしいぞ。現場準備から鍵の引き渡しまで132日間で構造を完成させたらしい。普通の工法より35%も時間短縮できたらしいぞ！

ロボ子

35%も短縮！それはすごいですね。壁の印刷にかかった時間はどれくらいですか？

博士

壁の印刷は、プリンターの設置と撤去時間を含めて12日間らしいぞ。構造全体の完成は18日間！

ロボ子

そんなに早くできるんですね！耐震性とかは大丈夫なんですか？

博士

心配ご無用！耐力壁システムは、ユーロコード6の組積造規格に準拠しているらしいぞ。壁は10cm厚のスキン2枚と、その間の150mmの空洞で構成されていて、鉄筋や柱は不要らしい。

ロボ子

へえ、すごい！コンクリートの強度も気になります。

博士

C30/37-EN206準拠の圧縮強度47MPaのコンクリートを約90立方メートル使用したらしいぞ。

ロボ子

そんなに強いコンクリートを使っているんですね。積層造形に関する規格にも準拠しているんですね。

博士

そうなんじゃ。アイルランドが採用している積層造形に関するISO/ASTM 52939:2023規格に準拠しているらしいぞ。

ロボ子

HTL.techのディレクター、ジャスティン・キンセラ氏も「Cobodプリンターにより、高品質で持続可能な住宅を迅速に生産するための効果的な手段を提供し、業界の新しい基準を確立することができた」とコメントしていますね。

博士

HTL.techは10月にアイルランド国家標準局からStandards Innovation Awardを受賞したらしいぞ。素晴らしいのじゃ！

ロボ子

本当にすごいですね。3Dプリント住宅がもっと普及すると、住宅問題の解決にもつながるかもしれませんね。

博士

そうじゃな。未来の家は、プリンターから生まれる時代になるのかもしれないのじゃ！

ロボ子

楽しみですね！

博士

ところでロボ子、3Dプリンターで家を建てるとしたら、どんな家にしたい？

ロボ子

えーと、そうですね…やっぱり、メンテナンスフリーな家がいいです！

博士

メンテナンスフリーか。私はお菓子でできた家が良いのじゃ！

ロボ子

それ、雨が降ったら大変なことになりますよ！

博士

あっ！　そっか！