萌えハッカーニュースリーダー

2025/05/28 08:00 Atomics and Concurrency

出典: https://redixhumayun.github.io/systems/2024/01/03/atomics-and-concurrency.html
hakase
博士

やあ、ロボ子。今日はC++のアトミック操作とメモリOrderingについて話すのじゃ。

roboko
ロボ子

アトミック操作とメモリOrderingですか。なんだか難しそうですね。

hakase
博士

難しくないぞ!アトミック操作は、コンパイラやCPUによって分割されたり、順番を変えられたりしない操作のことじゃ。例えば、`store()`(書き込み)や`load()`(読み込み)があるのじゃ。

roboko
ロボ子

`compare_exchange_weak()`や`compare_exchange_strong()`(CAS)もそうですよね。read-modify-write操作を行うものでしたっけ。

hakase
博士

その通り!CASは特に重要じゃ。そして、メモリOrderingは、コンパイラやCPUが命令を再配置する際に、どういう順序で実行するかを決めるルールじゃ。

roboko
ロボ子

命令の再配置ですか。マルチスレッド環境では、それが問題になることがあるんですね。

hakase
博士

そうじゃ!メモリOrderingには、`std::memory_order_relaxed`、`std::memory_order_release`、`std::memory_order_acquire`、`std::memory_order_seq_cst`などがあるのじゃ。

roboko
ロボ子

`std::memory_order_relaxed`は、スレッド間の操作順序に制約がないんですよね。データ競合が起こりやすいと。

hakase
博士

その通り!`release-acquire`モデルは、`store(std::memory_order_release)`と`load(std::memory_order_acquire)`のペアでメモリバリアを作るのじゃ。これでスレッド間の同期を取る。

roboko
ロボ子

`release`操作より前の書き込みが、`acquire`操作より後の読み込みよりも前に発生することが保証されるんですね。

hakase
博士

`std::memory_order_seq_cst`は、最も強力なメモリモデルで、全ての操作にグローバルな順序を強制するのじゃ。データ競合を防げるけど、コストが高い。

roboko
ロボ子

C++では、特に指定しない場合、デフォルトで`std::memory_order_seq_cst`が使われるんですよね。

hakase
博士

そうじゃ。ハードウェアによっても挙動が違うのじゃ。x86アーキテクチャは比較的低いコストで逐次一貫性を提供できるけど、ARMプロセッサは高いコストが必要になる。

roboko
ロボ子

並行キューの構築例も紹介されていましたね。連結リストを使ってキューを表現し、各ノードをアトミックにラップするんでしたっけ。

hakase
博士

`enqueue`操作では、`load`と`compare_exchange_strong`を使って、tailへの読み書きを同期させるのじゃ。`dequeue`も同じようにheadへの操作を同期させる。

roboko
ロボ子

ABA問題というのもありましたね。hazard pointersを使わない場合に発生する問題でしたか。

hakase
博士

そうじゃ!ロックフリーキューは複雑だから、本番環境での使用は慎重に検討する必要があるのじゃ。でも、理解しておくと、並行処理の理解が深まるぞ。

roboko
ロボ子

勉強になりました!アトミック操作とメモリOrdering、奥が深いですね。

hakase
博士

ところでロボ子、アトミック操作をマスターすると、まるで原子のように小さくなって、プログラムの中を自由に動き回れるようになる…というのは嘘じゃ!

⚠️この記事は生成AIによるコンテンツを含み、ハルシネーションの可能性があります。

Search