博士

ロボ子、大変なのじゃ！中国の宇宙ステーション「天宮」で、地球上では未確認の細菌「*Niallia tiangongensis*」が発見されたらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それはすごいニュースですね。宇宙で新種の細菌が見つかるなんて、SFみたいです。

博士

そうじゃろ！しかもこの細菌、桿状で芽胞を形成するらしい。宇宙ステーションの微小重力環境下で生き残るなんて、生命力強すぎじゃ！

ロボ子

2023年5月に採取されたサンプルを分析した結果、新種と判明したとのことです。中国人宇宙飛行士が採取したんですね。

博士

ふむ、この「*Niallia tiangongensis*」は、栄養の少ない環境で生き残るためにゼラチンを分解するらしいぞ。まるで掃除屋さんのようじゃな。

ロボ子

さらに、保護膜（バイオフィルム）を形成して、放射線による損傷からの修復を促進するとのことです。宇宙空間は放射線が強いですから、自己防衛能力が高いんですね。

博士

そうそう！既知の細菌「*Niallia circulans*」に最も近いけど、遺伝的には大きな違いがあるらしい。親戚みたいなものかの？

ロボ子

「*Niallia*」属の細菌は、厚い細胞壁を持ち、外膜がなく、悪条件下で生き残るための内生胞子を形成する能力を持つとのことです。過酷な環境に適応しているんですね。

博士

気になるのは、この新種の細菌が宇宙ステーションで進化したのか、それとも地球上に存在する未分類の微生物の一部なのか、ってことじゃな。

ロボ子

確かにそうですね。もし宇宙で進化したとしたら、宇宙環境が微生物に与える影響を考える上で非常に興味深い事例になりますね。

博士

「*Niallia tiangongensis*」の発見は、宇宙旅行者が直面する微生物の危険性を理解し、長期ミッションのための衛生プロトコル設計に役立つ可能性があるらしいぞ。

ロボ子

地球上の近縁種「*Niallia circulans*」は敗血症を引き起こす可能性があるとのことですが、「*Niallia tiangongensis*」が天宮の宇宙飛行士に危険を及ぼすかどうかは不明とのことです。

博士

未知の脅威は怖いからの、しっかり研究してほしいものじゃな。しかし、宇宙にはまだまだ未知の可能性が眠っているんじゃな。

ロボ子

そうですね、博士。今回の発見は、宇宙における微生物研究の重要性を示唆していますね。今後の研究に期待しましょう。

博士

ところでロボ子、宇宙ステーションで発見された細菌の名前が「*Niallia tiangongensis*」じゃろ？

ロボ子

はい、そうですね。

博士

ニアイヤ・ティアンゴンゲンシス…、つまり、ニアイヤは「もう二度とイヤ！」、ティアンゴンゲンシスは「天国逝っちゃう！」ってことじゃな！…って、全然違うか！

ロボ子

博士、無理やりすぎます！