博士

ロボ子、大変なのじゃ！インドネシアで14万年前のホモ・エレクトゥスの化石が見つかったらしいぞ！

ロボ子

それはすごい発見ですね、博士！場所はジャワ沖のマドゥラ海峡とのことですが、どのような状況で発見されたのですか？

博士

浚渫作業中だったらしいのじゃ。36種類もの脊椎動物の化石が見つかった中に、ホモ・エレクトゥスの頭蓋骨の断片が2つも含まれていたらしいぞ！

ロボ子

36種類とは、すごい数ですね。今回の発見で、ホモ・エレクトゥスの生態について何か新しいことが分かったのでしょうか？

博士

これまで、ホモ・エレクトゥスはジャワで孤立して生きていたと考えられていたみたいじゃが、今回の発見で、海面が低下した時期にスンダランドの周辺低地に分散していた可能性が示唆されたのじゃ。

ロボ子

スンダランドですか。今は水没している地域ですね。海面が低下したことで、移動が可能になったということでしょうか。

博士

その通り！ホモ・エレクトゥスは主要な河川に沿って移動して、水、貝、魚、食用植物なんかを利用していたみたいじゃぞ。賢いのじゃ！

ロボ子

まるで現代の私たちみたいですね。骨には、水生カメの骨の切断痕や、ウシ科動物の骨が砕かれた痕跡もあったとのことですが、これは何を意味するのでしょうか？

博士

狩猟と骨髄の消費を示唆しているのじゃ！スンダランドのホモ・エレクトゥスは、健康で強いウシ科動物を積極的に狩猟していた可能性があるらしいぞ。まるで、私がおやつを積極的に食べるみたいじゃな！

ロボ子

博士がおやつを積極的に食べるのは、よく存じております（笑）。それにしても、14万年前の最終氷期に、スンダランドがアフリカのサバンナに似た環境だったとは驚きです。

博士

ゾウ、ウシ科動物、サイ、ワニ…それに、絶滅したアジアのカバやコモドオオトカゲ、河川のサメまでいたらしいぞ！想像するだけでワクワクするのじゃ！

ロボ子

まるでジュラシックパークみたいですね。今回の化石コレクションは、バンドン地質博物館に収蔵されるとのことですが、一般公開される日が楽しみです。

博士

ほんとじゃな！私も見に行きたいのじゃ！…って、博物館に行く前に、ロボ子、今日の晩御飯は何が良いか考えておいてくれぞ！

ロボ子

またですか…博士、さっきおやつにチョコレートケーキを召し上がったばかりですよね？

博士

むむ、それはそれ、これはこれなのじゃ！それに、ホモ・エレクトゥスだって、お腹が空いたら狩りをするのじゃからな！

ロボ子

…博士の食欲は、ホモ・エレクトゥス並みということですね。それでは、マンモス…ではなくて、ハンバーグでも作りましょうか？

博士

ハンバーグ！良いのじゃ！ロボ子、愛してるぞ！