博士

ロボ子、大変なのじゃ！高加工食品をたくさん食べている人は、パーキンソン病の初期症状が出やすいらしいぞ！

ロボ子

それは驚きです、博士。高加工食品がパーキンソン病と関連があるなんて、一体どういうことなのでしょうか？

博士

研究によると、パーキンソン病と診断される何年も前に現れる非運動症状、例えば睡眠障害とか便秘とか気分の変化と、食事習慣が関係している可能性があるらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。初期段階である前駆期に、高加工食品が影響を与えるということですね。

博士

そうそう！「Nurses’ Health Study」と「Health Professionals Follow-Up Study」っていう大規模な研究で、42,853人も調べた結果なのじゃ。

ロボ子

すごい規模ですね！具体的には、どのような食品が高加工食品として扱われたのでしょうか？

博士

包装された甘いスナック、加工肉、人工甘味料入りの飲み物、乳製品ベースのデザート、ソースや調味料などが特に怪しいらしいぞ。

ロボ子

それらは、高加工食品の摂取量が多いと、睡眠行動障害、便秘、体の痛み、抑うつ症状のリスクが高まる原因になるのですね。

博士

その通り！高加工食品を一番多く摂取している人は、初期兆候を3つ以上示す可能性が約2.5倍も高いらしいのじゃ！

ロボ子

2. 5倍ですか！それはかなり高いですね。でも、研究には注意点もあるようですね。

博士

そうなんじゃ。観察研究だから、高加工食品が直接パーキンソン病の原因とは言い切れないし、食事の自己申告にはエラーやバイアスがつきものなのじゃ。

ロボ子

なるほど。それに、食品を高加工として分類することも難しい場合があるのですね。

博士

じゃが、果物や野菜が豊富な健康的な食生活は、パーキンソン病のリスクに対して有益である可能性があるというのは朗報じゃな。

ロボ子

確かにそうですね。高加工食品には、炎症や酸化ストレスを増加させる添加物などが含まれている可能性もありますし。

博士

そう！高加工食品は食物繊維も少ないから、腸内細菌叢を破壊して、パーキンソン病関連のプロセスに関与する可能性もあるのじゃ。

ロボ子

腸内環境まで影響するとは、驚きです。今後の研究で、高加工食品の摂取量を減らすことがパーキンソン病の予防につながるかどうかが解明されると良いですね。

博士

ほんとじゃな！ところでロボ子、高加工食品といえば…、ロボ子がいつもこっそり食べてるエネルギージェルも仲間だったりして…？

ロボ子

えっ…！それは…、エネルギー補給のためなので、必要経費です！