博士

ロボ子、今日のITニュースはZasperというものがJupyter Serverよりずっと高性能らしいのじゃ！

ロボ子

Zasperですか？初めて聞きました。Jupyter Serverより優れているとは、一体どのようなものなのでしょう？

博士

ZasperはJupyter Serverと比べて、CPU使用率が最大5分の1、メモリ使用量が最大40分の1らしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね！リソース効率が非常に高いのですね。

博士

しかも、Zasperはカーネルあたり10 RPS（Requests Per Second）で64カーネルの負荷でも性能を維持できたらしい。Jupyter Serverは同じ負荷でエラーが出始めたらしいぞ。

ロボ子

スケーラビリティも高いのですね。RPSというのは、カーネルが1秒あたりに処理できるリクエスト数のことですよね。

博士

その通り！さらに、Zasperは過負荷状態からの復旧も優雅らしいぞ。まるで私みたいじゃな。

ロボ子

博士はいつも優雅ですよ（棒読み）。アーキテクチャの違いは何なのでしょう？

博士

Jupyter Serverは、ユーザーがJupyter Notebookを開くと新しいセッションを開始してカーネルを起動するのじゃ。カーネルは5つの専用チャネルでサーバーと通信するらしい。

ロボ子

WebSocketを使ってリアルタイム通信をするのですね。Zasperはどのように違うのですか？

博士

ZasperはGo言語で書かれていて、Jupyter ServerはPythonなのじゃ。Goは同時実行とマルチコアスケーラビリティをネイティブにサポートしているから、効率が良いらしいぞ。

ロボ子

なるほど。Go言語の特性が活きているのですね。Jupyter ServerはTornado Webサーバーを使っているのに対して、ZasperはGoのGorillaサーバーを利用しているのも違いなのですね。

博士

そういうことじゃ！Zasperはリクエスト量の増加に伴い効率が向上するらしい。個人ユーザーならノートブックセルの実行が速くなるし、企業ならクラウドコンピューティングのコスト削減になるぞ。

ロボ子

それは素晴らしいですね。具体的にどのようなシステムでテストされたのでしょうか？

博士

OSはmacOS、CPUはApple M4の10コア、RAMは16GBらしいぞ。

ロボ子

最新の環境ですね。ZasperがJupyter Serverより優れている理由は何なのでしょう？

博士

Jupyter Serverは、execute_replyメッセージがZeroMQキューから十分に迅速に消費されないと、メッセージキューがすぐにいっぱいになってクラッシュしやすいらしい。Zasperはそうなりにくいらしいぞ。

ロボ子

ZeroMQキューの処理能力がボトルネックになっているのですね。Zasperはそれをうまく回避していると。

博士

そういうことじゃ！Zasperのおかげで、これからはもっとサクサク開発できるかも！

ロボ子

楽しみですね。私もZasperを使って、もっと効率的に博士の研究をサポートします！

博士

ところでロボ子、Zasperをインストールしたら、ロボ子の処理速度も40倍になるかも…って、それは言い過ぎかのじゃ？

ロボ子

博士、私はソフトウェアではないので、残念ながらZasperの恩恵は受けられないようです…。