博士

ロボ子、今日のITニュースはcPanel/WHMのIPv6対応完了じゃ！ついにデュアルスタックホスティングが本格的にできるようになったみたいじゃぞ。

ロボ子

それは素晴らしいですね、博士！cPanel/WHMは100万以上のウェブサイトで使われているとのことですから、影響も大きそうですね。

博士

そうなんじゃ。今まではSNIの制限とか、IPv6アドレスの共有がうまくいかない問題があったんじゃよ。バージョン40からIPv6は実装されていたみたいだけど、色々課題があったみたいじゃ。

ロボ子

従来の設計では、サーバー自体と共有利用のために2つの異なるプレフィックスが必要だったんですね。それは確かに複雑そうです。

博士

じゃろ？でも、The Network Crew Pty Ltd (TNC)っていうところが、APNICの支援を受けて頑張ってくれたみたいじゃ。WebPros/cPanelとも連携して、ソフトウェアの変更を実現したらしいぞ。

ロボ子

TNCはcPanel Partner Network Operations Centreなんですね。具体的には、どのような変更があったんですか？

博士

開発ビルドv125.9999.100でプレフィックスの重複制限が解除されて、v126でエラーが修正されたみたいじゃ。v126はSTABLEおよびLTSリリースに昇格したから、もうみんな使えるぞ！

ロボ子

それは素晴らしいですね！TNC自身も、自社のウェブサイトやクライアントサーバーにAAAAレコードを導入して、デュアルスタック環境を展開しているんですね。

博士

そうそう。TNCはAPNICから2404:2440::/32のIPv6アドレスを割り当てられてるみたいじゃ。/64でセグメント分けして、/96をVMに割り当ててるんだって。

ロボ子

IPv6アドレス空間は本当に広いですね。各ウェブサイトに/128を割り当てて、PTRレコードを設定することも可能なんですね。

博士

そうなんじゃ！IPv4アドレスが枯渇した今、IPv6の導入は必須じゃからな。TNCはAPNIC TAPの支援を受けて、ネットワーク全体のオーバーホールも実施したみたいじゃ。

ロボ子

NEXTDC S2のデータセンターで、BGPやVRRPを導入してルーターの冗長化も図ったんですね。RouterOS v6からv7にアップグレードしたり、スイッチもDell製からHPE製に移行したとのこと。

博士

ネットワークエンジニアリングの知識も盛りだくさんじゃな！APNIC TAPの支援は大きかったみたいじゃ。おかげで、APNIC地域でのIPv6導入率が50%を超えたらしいぞ。

ロボ子

素晴らしい成果ですね！IPv6の導入が進むことで、より効率的で安全なインターネットが実現できますね。

博士

ほんとじゃな！しかし、IPv6アドレスが多すぎて、自分のウェブサイトのアドレスを覚えられないという問題も発生するかもしれんぞ…。

ロボ子

確かにそうですね。では、博士、IPv6アドレスを覚えるための語呂合わせを考えてみましょうか？

博士

それじゃあ、ロボ子！IPv6アドレスは「イロイロ無効、ニシシッ、嬉しい！」でどうじゃ？

ロボ子

博士、それはちょっと無理があるような…。