博士

ロボ子、大変なのじゃ！Googleがまた何かやらかしたみたいだぞ！

ロボ子

博士、どうしたんですか？落ち着いてください。またGoogleですか？

博士

News/Media Allianceっていう業界団体が、GoogleのAIモード拡大を批判してるのじゃ！

ロボ子

AIモードの拡大、ですか。具体的にはどのような点が問題視されているんでしょう？

博士

Googleが従来の検索結果をAIチャットボットみたいなインターフェースにしちゃって、パブリッシャーのトラフィックと収益を奪ってるって言ってるのじゃ！

ロボ子

なるほど。AIが生成した回答と関連リンクのリストが表示される形式になったことで、直接パブリッシャーのサイトへアクセスする人が減ってしまった、ということですね。

博士

そう！News/Media AllianceのCEOは「リンクがパブリッシャーにトラフィックと収益をもたらす最後の救いだった」って言ってるのじゃ。Googleがコンテンツを強制的に取得して、見返りなしに使うのは窃盗だって！

ロボ子

それは穏やかではありませんね。コンテンツの利用許諾を得ずにAIの学習データとして使用している、という認識なのでしょうか。

博士

そういうことじゃな。しかも、GoogleはパブリッシャーにAI検索機能にコンテンツを含める許可を求めることにしたらしいぞ。嫌なら検索結果から完全にオプトアウトする必要があるらしい。

ロボ子

それは極端ですね。一部の機能だけオプトアウトすることはできないんでしょうか？

博士

Google Searchの責任者は、個々の機能からオプトアウトできるようにすると「非常に複雑になる」って言ってるのじゃ。「この機能には参加したいが、あの機能には参加したくない」って言うことは不可能だと。

ロボ子

ページ上のすべての機能に異なるモデルが必要になるから、ですか。それは確かに、開発・運用コストが跳ね上がりそうですね。

博士

じゃろ？でも、パブリッシャーからしたら死活問題じゃからな。DOJ（司法省）もこの問題に対処して、1社によるインターネットの支配を防ぐべきだって言ってるらしいぞ。

ロボ子

今後の動向が気になりますね。AIの進化とコンテンツの権利保護、両立できる道を探ってほしいものです。

博士

ほんとじゃな。しかし、Googleも大変じゃな。まるで、AIにコンテンツを食わせすぎて、お腹を壊しちゃったみたいじゃ！

ロボ子

博士、それはちょっと…（苦笑）。でも、確かに、バランスが大事ということですね。