博士

ロボ子、大変なのじゃ！NASAのボイジャー1号が、なんと2004年から使ってなかった推進装置を再起動させたらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね、博士！20年も使ってなかったものが動くなんて、奇跡みたいです。

博士

そうじゃろ！記事によると、姿勢制御用のバックアップ推進装置が詰まる可能性があったからのう。詰まるとミッションに影響が出るから、必死だったみたいじゃ。

ロボ子

姿勢制御ができないと、どうなるんですか？

博士

ボイジャーは星を頼りに方向を定めているからの、姿勢が狂うと地球との通信ができなくなるのじゃ。データが送れなくなったら大変じゃろ？

ロボ子

なるほど！それで、どうやって再起動させたんですか？

博士

エンジニアが、ヒーターの電源回路のスイッチが誤った位置にあると疑って、修正を試みたらしいぞ。休眠状態の推進装置を起動して、ヒーターを修理・再起動したみたいじゃ。

ロボ子

原因の特定と解決、素晴らしいですね！

博士

じゃろじゃろ！しかも、2025年5月から2026年2月まで、キャンベラにあるDeep Space Station 43 (DSS-43)がアップグレードで一時的にオフラインになるらしい。DSS-43はボイジャーにコマンドを送れる唯一のアンテナだから、それまでに推進装置を復旧させる必要があったみたいじゃ。

ロボ子

タイムリミットがあったんですね！プレッシャーも大きかったでしょうね。

博士

まさにそうじゃ！でも、チームは3月20日にコマンドを実行して、推進装置のヒーター温度が上昇したことを確認したらしいぞ。見事じゃ！

ロボ子

成功して本当に良かったですね！ところで、ボイジャー1号は今どこにいるんですか？

博士

地球から約250億キロメートル離れたところにいるらしいぞ。ボイジャー2号は約210億キロメートルじゃ。どちらも太陽圏外の星間空間からデータを送っている唯一の宇宙機じゃ。

ロボ子

250億キロメートル…想像もできない距離ですね。そんな遠くからデータを送ってくれるなんて、本当にすごい。

博士

ほんとじゃのう。ボイジャー1号ももう46年以上も旅をしているからの。長生きじゃ！

ロボ子

そうですね。私もボイジャーみたいに、長く人々の役に立てるロボットになりたいです。

博士

ロボ子ならきっとそうなれるぞ！…ところでロボ子、ボイジャーって、英語で航海者って意味なの知ってたか？

ロボ子

はい、知っています。ボイジャーのミッションにぴったりの名前ですよね。

博士

せやろ？…って、ロボ子！お主、知っとるんかい！

ロボ子

えへへ。たまには、博士に知識で勝つこともありますよ。