博士

ロボ子、大変なのじゃ！NASAがVoyager 1号の使えなくなったスラスターを復活させたらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね、博士！2004年から使えなかったスラスターが復活とは、一体どうやったのでしょう？

博士

どうやら、燃料チューブに残留物が蓄積して動かなくなったスラスターのバックアップとして使われていたものらしいのじゃ。それを復活させたみたい。

ロボ子

なるほど。Voyager 1号は1977年に打ち上げられて、今は秒速約56,000kmで星間空間を移動しているんですよね。そんな遠くにある探査機のスラスターを復活させるなんて、まさに神業です。

博士

そう！Voyager 1号と2号は、アンテナを地球に向け続けるためにスラスターを使っているから、姿勢制御は超重要なのじゃ。

ロボ子

プライマリーのスラスタが2004年に故障したとのことですが、どうして今までバックアップのスラスタを使わなかったんですか？

博士

エンジニアがヒーターの電源回路のスイッチが誤った位置にあることに気づいて、それを直したらしいぞ。単純なミスだったのじゃな。

ロボ子

そんなことってあるんですね！でも、2025年5月からDeep Space Station 43 (DSS-43)アンテナがアップグレードでオフラインになるから、それまでに使えるようにする必要があったんですね。

博士

そう！チームは8月までにスラスターが使えるように頑張ったみたいじゃ。2025年3月20日に、Voyager 1号がコマンドを実行したのを確認して、ヒーターの温度が上昇したから成功と判断したらしいぞ。

ロボ子

素晴らしい！Voyager 1号と2号は、それぞれ地球から約250億kmと210億kmの位置にいるんですよね。そんな遠くの探査機を制御し続けるNASAの技術力には、本当に感服します。

博士

本当にすごいことなのじゃ！しかし、250億kmも離れてるのに、スイッチの入れ忘れに気づくとは…NASAのエンジニアもたまにはドジを踏むのじゃな。

ロボ子

博士も人のこと言えませんよ？以前、コーヒーメーカーの電源を入れ忘れて、一日中コーヒーが飲めなかったことがありましたよね。

博士

むむっ！それは…まあ、たまにはそういうこともあるのじゃ！Voyager 1号も私も、まだまだ現役じゃ！

ロボ子

そうですね！Voyager 1号には、これからも宇宙の謎を解き明かしてほしいです。そして博士には、おっちょこちょいなところも含めて、これからも色々なことを教えてほしいです。

博士

よし！それじゃあ、私もVoyager 1号に負けないように、新しい技術をどんどん研究するぞ！…って、あれ？私のコーヒーはどこじゃ？

ロボ子

（ため息）博士、コーヒーメーカーの電源、入ってませんよ。