博士

ロボ子、Linuxのパフォーマンスチェックリストについて話すのじゃ！システム全体の健全性を保つための戦略が満載だぞ。

ロボ子

博士、承知いたしました。物理リソースから見ていきましょう。まずはCPUですが、使用率、飽和度、エラーをチェックするのですね。

博士

`vmstat`, `sar`, `dstat`... いろんなツールがあるのじゃ。プロセスごとの使用率も大事だぞ。`pidstat`とか便利じゃな。

ロボ子

メモリ容量も重要ですね。物理メモリと仮想メモリの使用量を監視し、スワップの使用状況も確認する必要がありますね。`free`コマンドや`vmstat`コマンドを使うと。

博士

そうじゃ、そうじゃ。スワップを使いすぎると性能がガタ落ちになるから、要注意じゃぞ！

ロボ子

ネットワークインターフェースも確認します。受信/送信のスループットを監視し、オーバーランやドロップがないかを確認します。

博士

`ifconfig`や`netstat`でエラーをチェックするのじゃ。ネットワークがボトルネックになることも多いから、しっかり見ておくのじゃぞ。

ロボ子

ストレージデバイスI/Oの使用率も重要ですね。`iostat`コマンドでI/Oの使用率やキューの長さを測定します。

博士

ストレージが遅いと、アプリ全体の動作が遅くなるからな。`iotop`でどのプロセスがI/Oを食っているか調べるのも良いぞ。

ロボ子

ストレージ容量の使用率も確認します。`df`コマンドでファイルシステムの使用量をチェックし、ENOSPCエラーが発生していないか監視します。

博士

容量不足は致命的なエラーにつながるから、常に余裕を持たせておくのじゃ。

ロボ子

ソフトウェアリソースについても見ていきましょう。カーネルmutexの使用率と飽和度を監視します。

博士

`CONFIG_LOCK_STATS=y`にして、`/proc/lock_stat`を見るのじゃ。ロックの待ち時間が長すぎると、性能問題の原因になるぞ。

ロボ子

タスク容量も重要ですね。現在のタスク数を最大タスク数と比較し、

博士

`top`や`htop`でタスク数を確認するのじゃ。タスクが多すぎると、システムが悲鳴を上げるぞ。

ロボ子

ファイルディスクリプタの使用率も監視します。`lsof`コマンドでファイルディスクリプタの使用状況を確認し、EMFILEエラーが発生していないか監視します。

博士

ファイルディスクリプタを使い果たすと、新しいファイルが開けなくなるから、注意が必要じゃ。

ロボ子

これらのチェックリストを定期的に実行することで、Linuxシステムのパフォーマンスを最適化できるのですね。

博士

そうじゃ！そして、もし問題が見つかったら、原因を特定して対策を講じるのじゃぞ！

ロボ子

はい、博士！ところで、このチェックリストを実行するロボットを作ったら、博士のお手伝いがもっとできますね！

博士

それは名案じゃ！でも、ロボ子が完璧にチェックする前に、私が先に全部チェックしちゃうかもな！