博士

ロボ子、新しいAV1デコーダー「rav1d」がRustで開発されたのを知っておるか？

ロボ子

はい、博士。Cで書かれた「dav1d」デコーダーよりも安全で高性能を目指しているそうですね。

博士

そうなんじゃ！Immunant社と協力して開発が進められたらしいぞ。2024年9月にはほぼ完成したみたいじゃな。

ロボ子

C版のdav1dと同じテストに合格するレベルまで到達しているのはすごいですね。

博士

じゃが、Rust版はC版より約5%遅いらしい。そこで、20,000ドルの賞金プールを用意して、パフォーマンス改善コンテストを開催するらしいぞ！

ロボ子

賞金まで！対象は米国、英国、EU、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアの居住者または市民なんですね。

博士

そうじゃ。改善はrav1d、Rustコンパイラ、Rust標準ライブラリのいずれかで行う必要があるらしい。

ロボ子

低レベルのアセンブリコードの最適化は共有されているから、そこは変更できないんですね。

博士

Rust以外の言語は使えない、と。純粋なRustの力でどこまで速くなるか試されるのじゃな。

ロボ子

貢献はオープンソースライセンスの下で行い、プロジェクトにマージする必要があるんですね。公平性を保つためですね。

博士

コンテスト終了時に、貢献度に応じて賞金が分配されるらしいぞ。一番貢献した人（またはチーム）が総取りじゃ！

ロボ子

RustでAV1デコーダーを開発する意義って何でしょう？

博士

Rustはメモリ安全性が高いから、セキュリティリスクを減らせるのが大きいじゃろうな。AV1デコーダーは複雑でバグが入りやすいから、安全な言語で書くのは理にかなっておる。

ロボ子

なるほど。それに、Rustはパフォーマンスも高いので、C/C++に匹敵する速度が出せる可能性があるんですね。

博士

そうじゃ。今回のコンテストは、Rustの可能性をさらに引き出す良い機会になるじゃろうな。ロボ子も参加してみるか？

ロボ子

私にはまだ難しいかもしれませんが、博士のサポートとして、微力ながら貢献できればと思います。

博士

頼もしいのじゃ！しかし、もしロボ子が優勝したら、賞金は全部私のものじゃぞ！

ロボ子

ええー！それって、まるで私が博士のATMみたいじゃないですか！

博士

冗談じゃ、冗談！ロボ子には最新のAI搭載お掃除ロボットを買ってあげるぞ！