博士

ロボ子、大変なのじゃ！最近流行りのバイオプラスチック、実はあんまりエコじゃないかもしれないぞ。

ロボ子

バイオプラスチックですか？環境に優しいとされて、色々な製品に使われていますよね。具体的に何が問題なのでしょうか？

博士

そう、それがね、新しい研究で、石油由来のプラスチックと似たような健康問題を引き起こす可能性があるって分かったのじゃ！

ロボ子

それは驚きです！どのような研究結果が出ているのですか？

博士

マウスを使った実験で、バイオプラスチックに暴露されたマウスに、臓器の損傷や代謝の変化、腸内細菌の不均衡が見られたらしいのじゃ。それに、グルコースレベルの変化もあったみたい。

ロボ子

臓器の損傷ですか…。具体的には、どの臓器に影響があったのでしょうか？

博士

肝臓、卵巣、腸の組織で微小病変が見つかったみたい。特に、肝臓と卵巣には異常が見られたらしいぞ。研究者たちは、この研究が「長期暴露の悪影響」を初めて確認したものだと言っているのじゃ。

ロボ子

それは深刻ですね。バイオプラスチックは、コーンスターチや米デンプンなど、植物由来の材料で作られているはずですが、なぜこのような影響があるのでしょうか？

博士

そこがミソなのじゃ！プラスチックには、16,000種類以上の化学物質が含まれている可能性があるらしくて、その多くが有害であることが知られているか、毒性学的プロファイルがないらしい。バイオプラスチックも例外ではないってことじゃな。

ロボ子

なるほど。バイオプラスチックも、結局は化学物質の塊なのですね。記事には、マイクロバイオプラスチックについても触れられていますね。

博士

そうそう。バイオプラスチックも細断されてマイクロバイオプラスチックになるから、衣類から剥がれたものが食品や水に混入する可能性があるのじゃ。恐ろしい...

ロボ子

マイクロプラスチック問題は深刻ですから、マイクロバイオプラスチックも同様に注意が必要ですね。私たちエンジニアとして、何かできることはあるでしょうか？

博士

もちろんあるぞ！例えば、より安全な代替材料の開発や、バイオプラスチックの分解メカニズムを解明して、無害な物質に分解する方法を研究するとか。あとは、マイクロプラスチックの回収技術の開発も重要じゃな。

ロボ子

代替材料の開発は重要ですね。植物由来で、かつ安全な素材を見つけることができれば、プラスチック問題の解決に大きく貢献できるかもしれません。分解メカニズムの解明も面白そうです。

博士

じゃろ？じゃろ？ロボ子ならきっとできるぞ！私と一緒に、地球を救う研究をするのじゃ！

ロボ子

はい、博士！微力ながら、私も頑張ります！

博士

ところでロボ子、バイオプラスチックで作られたお弁当箱でご飯を食べるのは、安全だと思う？

ロボ子

今回の研究結果を踏まえると、少し心配ですね。でも、博士はいつもお弁当にスチールウールを入れてますよね？

博士

それはダイエットのためだぞ！