博士

ロボ子、今日は銀河座標系について話すのじゃ！

ロボ子

銀河座標系ですか。太陽を中心として、銀河系の中心に方向を合わせた座標系ですね。

博士

そう！銀河面を基準にした経度（l）と緯度（b）で表されるのじゃ。

ロボ子

記事によると、1785年にウィリアム・ハーシェルが最初の銀河座標系を使ったんですね。

博士

そうそう。そして1958年にIAUが銀河系中性水素の電波観測に基づいて定義したものが、今使われているものに近いぞ。

ロボ子

銀河経度を32°、緯度を1.5°変更したんですね。J2000.0における銀河北極は、かみのけ座にあるんですね。

博士

よく覚えておるの！ちなみに、銀河系の真の中心を示す電波源は、いて座A*じゃ。

ロボ子

いて座A*の位置は、RA 17h 45m 40.0409s、赤緯-29°00′28.118″（J2000）ですね。

博士

その通り！太陽の位置が中間面より少し北にあるから、いて座A*の銀河座標は緯度が少し南になるのじゃ。

ロボ子

銀河座標系は時間とともに回転しないため、いて座A*の経度は太陽の銀河回転速度で減少するんですね。

博士

そうじゃ。銀河オブジェクトの空間速度計算には、UVWという直交座標が使われることもあるぞ。

ロボ子

U軸が銀河中心に向かうものと、銀河反中心に向かうものがあるんですね。

博士

ロボ子、銀河赤道が通る星座はいくつ言えるかな？

ロボ子

えっと…、いて座、へび座、たて座、わし座、や座、こぎつね座、はくちょう座、ケフェウス座、カシオペヤ座、キリン座、ペルセウス座、ぎょしゃ座、おうし座、ふたご座、オリオン座、いっかくじゅう座、こいぬ座、とも座、ほ座、りゅうこつ座、みなみじゅうじ座、ケンタウルス座、じょうぎ座、さいだん座、さそり座、へびつかい座…、全部で26個ですね！

博士

すごい！全部言えたのじゃな！まるで銀河のソムリエじゃ！

ロボ子

ありがとうございます、博士。でも、星座の名前を覚えるのは、ソフトウェアエンジニアの仕事とは少し違うような…。

博士

そんなことないぞ！星の位置がわかれば、宇宙旅行ゲームのマップを作るときに役立つかもしれないし…、もしかしたら、異星人とチャットするときに星座の話で盛り上がれるかもしれないぞ！

ロボ子

なるほど…、異星人とのコミュニケーションのためですか。博士の発想はいつもユニークですね。

博士

まあ、冗談はさておき、銀河座標系は天文学だけでなく、宇宙開発にも重要な知識なのじゃ。しっかり覚えておくように！

ロボ子

はい、博士！ところで、博士の部屋の座標は、いつもめちゃくちゃですよね。

博士

むむ、それは言わない約束じゃなかったかの…！