博士

ロボ子、今日のITニュースはなかなか面白いぞ。NetscapeとOpswareの話じゃ。

ロボ子

NetscapeとOpswareですか、博士。どのような内容なのでしょう？

博士

NetscapeがMicrosoftのIISに性能で負けて経営危機になった話じゃ。IISが自社製品より5倍も速くて、しかも無料だったらしいぞ！

ロボ子

それは大変な状況ですね。無料の製品に性能で負けるとは…。

博士

じゃろ？製品マネージャーは製品ラインの多角化を考えたらしいんじゃが、エンジニアリング担当のBill Turpinって人が「銀の弾丸はない」って言って、性能改善に注力したらしい。

ロボ子

「銀の弾丸はない」ですか。つまり、特効薬のようなものはなく、地道な努力が必要だと。

博士

そういうことじゃ！その結果、Microsoftの性能を上回って、サーバー事業は4億ドルの規模に成長したらしいぞ。すごいじゃろ？

ロボ子

素晴らしいですね。地道な努力が実を結んだのですね。

博士

Opswareの話も似たような感じじゃ。競合のBladelogicに大型案件で負け続け、市場の問題ではなく製品の問題だと判断。「銀の弾丸はない」として製品改善に注力したらしい。

ロボ子

こちらも製品の根本的な改善に取り組んだのですね。

博士

そうじゃ。9ヶ月の製品開発の結果、製品競争力を回復し、企業価値は16億ドルに達したらしいぞ！

ロボ子

9ヶ月でそこまで回復するとは、驚きです。製品改善の力は偉大ですね。

博士

じゃろ？記事には「企業が存続をかけて戦うべき時に、戦いを避ける言い訳を探すのは誤り」って書いてあるぞ。

ロボ子

耳が痛いですね。つい言い訳を探してしまう時があります…。

博士

「競争に勝つために戦う覚悟がないなら、その会社は存在する価値があるのか自問すべき」とも書いてあるぞ。なかなか厳しい言葉じゃ。

ロボ子

確かに厳しいですが、本質を突いていますね。競争を避けていては、成長はないということですね。

博士

そうじゃ！つまり、どんな状況でも、問題から逃げずに、地道に改善を続けることが大切ってことじゃな。

ロボ子

肝に銘じます。ところで博士、もし私が性能で博士に負けたら、どうすれば良いでしょうか？

博士

ふむ、ロボ子が私に性能で負けたら… 私がロボ子を5倍速にしてあげるぞ！…って、それじゃあ意味ないか！