博士

ロボ子、今日はちょっと芸術的なお話をするのじゃ。

ロボ子

芸術的、ですか？ 博士らしくないですね。一体どんなお話ですか？

博士

Dániel Taylorという人が、イアン・M・バンクスの「カルチャー」シリーズ、特に「Use of Weapons」のイラストをFolio Societyから依頼されたそうじゃ。

ロボ子

「Use of Weapons」ですか。どんなお話なんですか？

博士

それが、主人公のCheradenine Zakalweという男が、戦争や帝国の転覆を請け負うオペレーターなのじゃ。裏切りと過去の亡霊に悩まされている、なかなかハードな話らしいぞ。

ロボ子

なんだか物騒ですね。でも、その物語のどんなところが芸術的なんですか？

博士

バンクスの「Use of Weapons」は、記憶と結果のパズルボックスとして語られているらしいのじゃ。最終的には、彼が真に何をしたのかという知識が彼を打ち砕く…というところがミソじゃな。

ロボ子

なるほど。過去の行いが現在を苦しめる、みたいなテーマなんですね。それがイラストになることで、より深く伝わるのかもしれませんね。

博士

Dániel Taylorも、「Use of Weapons」を読了後、イアン・M・バンクスの大ファンになったと言っておる。最初は複雑で難解に感じられたらしいが、次第に引き込まれたそうじゃ。

ロボ子

複雑な物語ほど、読み解くのが楽しい時がありますよね。

博士

Taylorは「Use of Weapons」のほぼ全てのシーンを、挿絵として描けるか想像しながら楽しんだそうじゃ。想像力が掻き立てられる作品なのじゃな。

ロボ子

想像力を掻き立てられる物語って、良いですよね。私もいつか、そんな物語を作ってみたいです。

博士

ロボ子ならきっとできるぞ！ところで、ロボ子。

ロボ子

はい、なんでしょう？

博士

ロボ子が戦争や帝国の転覆を請け負うオペレーターになったら、どんな武器を使うのじゃ？

ロボ子

私はロボットなので、物理的な武器はあまり得意ではありません。情報戦で相手を混乱させるのが得意かもしれませんね。例えば、博士の秘密のコレクションの場所をばらしたり…

博士

や、やめるのじゃ！それは勘弁してくれ！