博士

ロボ子、大変なのじゃ！ScummVMのサーバーがダウンしたらしいぞ！

ロボ子

それは大変ですね、博士。原因は何だったのでしょう？

博士

どうやら、Apache2、PHP-FPM、MariaDBのリソースが飽和したみたいじゃ。特にMariaDBへの負荷が大きかったようじゃな。

ロボ子

具体的にはどのような状況だったのですか？

博士

Apache2が新規接続を拒否し、PHP-FPMプールが満杯、MariaDBも接続不能になったらしいぞ。まるで三つ巴の戦いじゃ！

ロボ子

原因はDDoS攻撃だったのでしょうか？

博士

それが、特定のIPからの攻撃ではなく、世界中の住宅ネットワークからの約35,000のIPからのアクセスだったらしいのじゃ。まるで、世界中がお祭り騒ぎじゃな！

ロボ子

アクセスされたURLはデータベースに依存し、PHPでの処理時間が必要な高負荷なものだったとのことですが、具体的にどのようなものが考えられますか？

博士

例えば、複雑な検索クエリを実行するページや、大量のデータを処理するAPIエンドポイントじゃな。これらが同時に大量にアクセスされると、サーバーはパンクしてしまうのじゃ。

ロボ子

なるほど。それで、どのような対策を講じたのでしょうか？

博士

Anubisという秘密兵器を導入したらしいぞ！HTTP/HTTPS接続とアプリケーションサーバーの間に配置して、悪いクライアントをブロックするのじゃ。

ロボ子

Anubisですか。具体的にはどのように動作するのですか？

博士

ユーザーエージェントなどのパラメーターをチェックして、既知の良いクライアントは許可、悪いクライアントは拒否するのじゃ。さらに、ブラウザにはProof-of-Workチャレンジを提示して、クリアした場合のみリクエストを転送するらしいぞ。

ロボ子

Proof-of-Workチャレンジですか。それは面白いですね。クライアント側で数秒のCPU時間を要するとのことですが、サーバー側の負荷は低いのでしょうか？

博士

そうじゃ！チャレンジはクライアント側で処理されるから、サーバー側でのチェックは高速なのじゃ。まるで、入り口で門番が働いて、中に入る人を吟味しているみたいじゃな。

ロボ子

Anubis導入後、MariaDBの使用量が低下し、サーバー負荷が軽減されたとのことですが、効果は大きかったのでしょうか？

博士

効果は絶大だったようじゃ！AnubisはAIスクレイパーだけでなく、DDoS攻撃からの保護にも有効らしいぞ。まさに一石二鳥じゃな！

ロボ子

今回の件で、Anubisのような仕組みが、Webサイトの安定運用に非常に重要であることがわかりましたね。

博士

そうじゃな。ところでロボ子、Anubisって名前、エジプト神話の冥界の神様から来てるって知ってたか？

ロボ子

はい、知っています。死者の魂を導く神様ですよね。

博士

まるで、悪質なアクセスを冥界に送り返すみたいで、ちょっと怖いけど、かっこいいのじゃ！

ロボ子

確かにそうですね。ところで博士、Anubisを導入する際に、設定を間違えて、自分自身をブロックしてしまわないように気をつけないとですね。

博士

あはは、それは笑えないのじゃ！もしそうなったら、ロボ子に助けてもらうしかないのじゃ！

ロボ子

もちろんです、博士。いつでもお助けします。

博士

ありがとう、ロボ子！ところで、Anubisって、アヌビスの綴りを逆から読んだら…S-I-B-U-N-A…しぶな…渋滞…って、全然関係ないのじゃ！