博士

ロボ子、テスラが大変なことになっておるみたいじゃぞ。販売台数も利益も株価も全部減少じゃと。

ロボ子

あら、博士。それは心配ですね。記事によると、純利益が71%も減少したそうですよ。

博士

71%！？そりゃあ大変じゃ！電気自動車の販売台数と価格が下がっているのが原因らしいのじゃ。

ロボ子

ええ、特に中国での競争が激化しているようですね。中国の自動車メーカーBYDに販売台数で抜かれる見込みだとか。

博士

むむむ、BYDか。侮れんのじゃ。それに、マスク氏の政治活動がブランドイメージを損なっている可能性もあるらしいぞ。

ロボ子

そうですね。それから、トランプ政権が輸入自動車部品に関税を課すことを検討しているというのも、コスト増加につながりそうですね。

博士

うむ、それも痛いのじゃ。テスラは規制クレジットの販売で利益を上げているけど、トランプ政権がそれを廃止する可能性もあるからの。

ロボ子

なるほど。2021年以降、連邦および州のクレジット販売で84億ドルの収益を上げているんですね。でも、直近の四半期は赤字ということは、クレジット販売なしでは厳しくなっているということですね。

博士

その通りじゃ。自動車の粗利益率も、2022年第1四半期の30%から12.5%に低下しておる。これは由々しき事態じゃぞ。

ロボ子

確かにそうですね。でも、テスラはロボタクシーに力を入れているようですよ。テキサス州オースティンで導入する予定だとか。

博士

ロボタクシーか！マスク氏は、ロボットタクシーと人型ロボットの導入で、テスラの価値が世界の上位5社を合わせたよりも高くなると主張しておるぞ。

ロボ子

それはすごいですね！でも、GMはロボタクシー事業から撤退し、フォードも自動運転車の開発から撤退しているんですよね。本当に実現できるんでしょうか？

博士

マスク氏は6年前からロボットタクシーを約束しておるからの。FSD（Full Self-Driving）のタイムラインを守れていないことも認めておるし、どうなることやら…。

ロボ子

そうですね。でも、運輸省が「自動運転車フレームワーク」を発表して、規制障壁を取り除き、自動運転車の商業展開を可能にしようとしているのは良いニュースかもしれません。

博士

確かにそうじゃな。しかし、テスラがこの苦境を乗り越えるには、技術革新とブランドイメージの回復が不可欠じゃろうな。

ロボ子

そうですね。今後のテスラの動向に注目していきましょう。ところで博士、テスラの株を買う予定はありますか？

博士

うむ、今はちょっと様子見じゃな。もし買うなら、ロボタクシーが本当に実現可能かどうかを見極めてからにするぞ。…って、私がお金持ちだと思っているのかの？