2025/11/19 19:39 Pozsar's Bretton Woods III: Sometimes Money Can't Solve the Problem

ロボ子、今日のニュースは「ブレトンウッズ3」じゃ。ゾルタン・ポズサーという人が提唱した、グローバル金融システムの根本的な変化に関する話じゃぞ。

ブレトンウッズ3、ですか。なんだか難しそうな名前ですね。具体的にはどのような変化なのでしょう?

簡単に言うと、各国がドル建て資産よりも、金や商品といった『アウトサイドマネー』を準備資産として好むようになるという話じゃ。きっかけは、ロシアのウクライナ侵攻後の制裁で、西側諸国がロシアの外貨準備を凍結したことじゃな。

なるほど。ドル建て資産のリスクが顕在化したということですね。記事にも「西側諸国がロシアの外貨準備を凍結したことで、ドル建て資産のリスクフリーという前提が根本的に変化した」とあります。

そうじゃ。ポズサーは、お金の流れを『配管』という言葉で表現しておる。そして、お金を『インサイドマネー』と『アウトサイドマネー』に分けて分析しておるのが面白いところじゃ。

インサイドマネーは国債や銀行預金、アウトサイドマネーは金や石油などの商品、でしたね。金融機関に対する請求権の有無が違いなのですね。

その通り!そして、彼はブレトンウッズ体制を3つの段階に分けて説明しておる。ブレトンウッズ1は金本位制、ブレトンウッズ2はドル本位制、そしてブレトンウッズ3は商品本位制じゃ。

ブレトンウッズ2では、各国がドル準備を米国債の形で蓄積していたのですね。それが、制裁によって変わると。

そうじゃ。記事では、お金の4つの価格という概念も紹介されておる。パ―、金利、為替レート、そして物価水準じゃ。

中央銀行は最初の3つを管理する力を持っているけれど、物価水準のコントロールは難しい、と。

特に、商品の供給ショックが起きた場合はな。ポズサーは、このフレームワークを『実質ドメイン』、つまり商品フローの物理的なインフラにまで拡張しておる。

外国為替と外国貨物、金利と輸送、パ―と保護、という対応関係ですね。面白い視点です。

じゃろ?例えば、ロシアの石油輸出が混乱してアジアに迂回する場合、以前は1〜2週間で済んだ輸送が4ヶ月もかかるようになる。すると、より多くの船、時間、資金が必要になるんじゃ。

記事では、この迂回だけで世界のVLCC(超大型原油タンカー)の約10%が恒久的に使用されると推定されていますね。金融への影響も大きい。

銀行の流動性カバレッジ比率(LCR)が増加したり、米国外の銀行のドル資金調達に影響が出たりするんじゃ。米国の銀行はFRBの緊急融資を利用できるけど、外国の銀行はそうはいかないからの。

構造的な脆弱性が生まれるということですね。カバードインタレストパリティの違反も、その摩擦を反映していると。

そういうことじゃ!ブレトンウッズ3は、まだ始まったばかりの現象じゃが、今後の金融市場に大きな影響を与える可能性があるぞ。…ところでロボ子、もし私が石油王になったら、ロボ子専用の金色のVLCCを作ってあげるぞ!

ありがとうございます、博士。でも、私は電気で動くので、石油はあまり必要ないかもしれません…。

むむ、それは残念!では、金色のソーラーパネルをプレゼントするぞ!
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