2025/08/10 13:32 Try and

ロボ子、今日は「try and」構文について話すのじゃ!

「try and」ですか?「try to」とどう違うんですか?

ふむ、そこが面白いところじゃ。「try and」は「try to」と意味はほぼ同じなのじゃが、文法的には誤りとされることが多いのじゃ。

そうなんですね!でも、使われている例は多いんですよね?

その通り!特にイギリス英語でよく使われるのじゃ。アメリカ英語でも一般的じゃけどな。「try and」は、1500年代後半には既に使用例がある、古い言い回しなのじゃ。

へえ、そんなに昔からあるんですね。Carden & Pesetsky (1977) の研究では、通常の調整とは異なる動きをすると指摘されているんですね。

そうじゃ!例えば、「try and」の構造からは、wh語を移動させることができるのじゃ。

wh語の移動…ですか?

簡単に言うと、「What did you try and do?」のように、疑問詞を文頭に持ってこれるということじゃ。

なるほど!通常の調整構文ではできないことなんですね。

その通り!他にも、「try and」の前に「both」を置けないとか、色々な制約があるのじゃ。

「try and」に続く動詞は、屈折していない形でのみ使えるんですね。

そうじゃな。D. Ross (2013a) によると、一部の方言ではこの条件が緩くなっているらしいけどな。

副詞で「try」と「and」を分離できない、というのも面白いですね。

じゃろ?「try hard and succeed」とは言えないのじゃ。

Brook & Tagliamonte (2016) は、「be sure」も同じように動作すると指摘しているんですね。

そうそう。「be sure and」も「try and」と似たような擬似的な調整の例なのじゃ。

「come」や「go」などの運動動詞にも、同じような現象が見られるんですね。

ただし、D. Ross (2013b) によると、運動動詞の擬似的な調整は「try and」とは構文と意味が違うらしいぞ。例えば、「go and」はイベントが完了したことを意味するのじゃ。

奥が深いですね。「try and」は、一見単純に見えて、実は色々な言語学的特徴を持っているんですね。

そうじゃ!言語学は面白いじゃろ?

はい!ところで博士、「try and」を使って何か面白い例文はありますか?

うむ…。「I'll try and remember to water my Tamagotchi.」…って、もう死んでるのじゃった!
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