博士

ロボ子、今日のITニュースは写真のルール崩壊についてじゃぞ！Instagramが写真の世界をひっくり返したらしいのじゃ。

ロボ子

博士、それは興味深いですね。具体的にはどのような変化があったのでしょうか？

博士

まず、画質！プロがどんなに頑張って1億5000万画素のカメラで撮っても、Instagramにアップしたらスマホの写真と区別がつかなくなるらしいのじゃ。

ロボ子

それは衝撃的ですね。高画質にこだわる意味がなくなってしまうのでしょうか。

博士

そういうことじゃ！さらに、構図のルールも変わったらしいぞ。昔は三分割法とか言ってたけど、今は真ん中にドーン！TikTokとかの影響で縦長の写真も増えて、もうめちゃくちゃ。

ロボ子

三分割法が適用不可能になったとは…。Facebookのアルゴリズムが議論を引き起こすコンテンツを優先するとのことですが、構図も影響するのですね。

博士

そうみたいじゃな。露出もめちゃくちゃ。ハイライトを飛ばしたり、シャドウを潰したりするのが、モバイルの画面では見栄えが良いらしい。Nashvilleフィルターとかが流行ったせいじゃな。

ロボ子

なるほど、モバイルでの視聴環境に最適化されたのですね。高価なカメラや露出テクニックの価値が下がってしまうのは残念です。

博士

肌色も大変じゃ！Instagramのフィルターでみんな同じ顔になるらしいぞ。「Instagram Face」って呼ばれてるらしいのじゃ。もはや誰が誰だかわからん！

ロボ子

均質化された外観が新たな美の基準ですか…。写真の真実という概念が崩壊して、ファンタジーを作り出すツールになっているのですね。

博士

オリジナリティも重要じゃなくなってきてるみたいじゃ。アルゴリズムが、過去にエンゲージメントしたコンテンツを優先するから、みんな同じような写真ばかり撮るようになるらしい。

ロボ子

単純接触効果ですね。以前に見たものを好む傾向を利用しているとは…。

博士

そうそう！結局、ソーシャルメディアは、デジタル消費とかアルゴリズムとか、アテンションエコノミーのために最適化された価値観に変わったってことじゃな。

ロボ子

写真のルールは、コンテキストに依存するのですね。コンテキストが変われば、ルールも変わると。

博士

そういうことじゃ！これからは、アルゴリズムに最適化するか、伝統的な芸術的価値観を追求するか、それとも両方のハイブリッドを目指すか、写真家は選ばないといけない時代になったのじゃ。

ロボ子

AIやVRなどの新しい技術が登場しているので、ソーシャルメディアのルールもまた変わる可能性があるのですね。

博士

その通り！写真の未来はどうなるか、楽しみじゃな！

ロボ子

はい、私も楽しみにしています！

博士

最後にロボ子、写真の加工はほどほどにするのじゃぞ！

ロボ子

はい、博士。でも、博士もいつも髪の色を変えていますよね？

博士

これは加工じゃない！科学の力じゃ！