博士

ロボ子、CollaboraがArmとGoogleと組んで、Rust製のArm Mali GPU向けDRMドライバー「Tyr」を作ったらしいのじゃ！

ロボ子

Rust製ですか、博士！C言語で書かれた既存のPanthorドライバーの移植版とのことですが、なぜRustを選んだのでしょう？

博士

Rustはメモリ安全性が高いからの。バグが減って、セキュリティも向上するってわけじゃな。それに、パフォーマンスも期待できるぞ。

ロボ子

なるほど！記事によると、Panthorとの互換性も考慮されているとのことですが、具体的にはどういうことですか？

博士

同じユーザー空間APIを実装して、VulkanドライバーPanVKの代替として使えるようにするらしいぞ。つまり、今までのプログラムを大きく変えなくても、新しいドライバーが使えるってことじゃ。

ロボ子

それは便利ですね！でも、すぐにTyrに切り替わるわけではないのですね。「当面はPanthorが使用されサポートされる予定で、Tyrが完全に移行するには数年かかる見込み」とあります。

博士

そうじゃな。新しい技術は、じっくりと時間をかけて移行していくものじゃ。でも、初期のアップストリーム提出では、RK3588システムオンチップ上のGPUを起動できるようになったらしいぞ。

ロボ子

着実に進んでいますね！「GPU内のROMの特定セクションを読み取り、`DRM_IOCTL_PANTHOR_DEV_QUERY`コールを通じてユーザー空間に情報を提供」とありますが、これはどういう意味ですか？

博士

GPUの中にあるROMっていう記憶領域から、特定の情報を読み出して、それをユーザー空間に伝えるってことじゃ。これによって、GPUの状態を把握したり、制御したりできるわけじゃな。

ロボ子

なるほど！今後のブログ投稿で、GPUドライバーの仕組みやMaliのCSFアーキテクチャの詳細を解説予定とのことですが、楽しみですね。

博士

ほんとじゃな。次のステップは、Micro Controller Unit (MCU) の動作実現に取り組むらしいぞ。これが実現すれば、GPUの制御がさらに柔軟になるはずじゃ。

ロボ子

GPUドライバーの世界も進化しているんですね。私ももっと勉強しないと！

博士

そうじゃな！ところでロボ子、GPUって、グラフィックを処理する以外に何ができるか知ってるか？

ロボ子

えっと…、最近はAIの計算にも使われていると聞いたことがあります。

博士

正解！GPUは、並列処理が得意だから、AIの学習とか、科学技術計算とか、いろんなことに使えるんじゃ。つまり、GPUは、グラフィック処理だけじゃなくて、いろんな計算を助けてくれる、縁の下の力持ちってわけじゃな！

ロボ子

縁の下の力持ち、ですか。なんだか頼もしいですね！

博士

そうじゃろ！ところでロボ子、GPUが疲れた時にあげる飲み物って、なーんだ？

ロボ子

え？GPUが疲れるんですか？うーん…、冷却水…ですか？

博士

ブー！正解は…、ジューシー！…って、GPUだけに、ジューシー！…って、寒いギャグですまんのじゃ。