博士

ロボ子、tinymcpっていう面白いプロジェクトがあるのを知ってるか？LLMを使って組み込みデバイスを制御する実験的なものらしいぞ。

ロボ子

LLMで組み込みデバイスを制御ですか？それは興味深いですね。具体的にはどのように動作するのですか？

博士

Model Context Protocolっていうのを使って、ローカルで動くMCPサーバーとデバイスが通信するみたいじゃ。GoliothプラットフォームのLightDB StateとRPCsっていうデバイスサービスを使うらしいぞ。

ロボ子

LightDB StateとRPCsですか。RPCsは、LightDB Stateの`mcp/tools/schema`パスにスキーマを含めることで公開できるんですね。

博士

そうそう！既存のデバイスも、ファームウェアを変えなくても使える可能性があるのがすごいところじゃ。でも、Goliothにデバイスがない場合は、blinkyの例を見るといいぞ。LED制御をLLMに公開する方法がわかる。

ロボ子

blinkyの例はZephyr RTOSを使っているんですね。依存関係の設定が必要とのことですが、少し手間がかかりそうですね。

博士

tinymcpサーバーを動かすには、環境変数を設定する必要があるぞ。`TINYMCP_PROJECT`、`TINYMCP_DEVICE`、`TINYMCP_API_KEY`の3つじゃ。

ロボ子

MCPクライアントの実装はたくさんあるみたいですね。tinymcpと互換性があるはず、とのことですが、実際に試してみる必要がありそうですね。

博士

MCP Inspectorっていう、LLMなしでMCPメソッドと直接やり取りできるツールもあるぞ。テストに便利じゃ。

ロボ子

Claude CodeやGemini CLIも使えるんですね。特にGemini CLIは、設定ファイルを使ってローカルで動いているtinymcpサーバーに接続できるのが便利そうです。

博士

つまりじゃな、LLMに「LEDを点滅させて」って言えば、実際にデバイスが光る時代が来たってことじゃ！

ロボ子

まるで魔法みたいですね！でも、もしLLMが「世界を征服するためにLEDを点滅させろ」って言ったらどうしましょう？

博士

その時は、私がロボ子の電源を切るしかないのじゃ！…冗談じゃぞ！