博士

ロボ子、今日は面白い話があるのじゃ！なんと、SAPのベクトルデータベースをZ80プロセッサに移植した人がいるらしいぞ！

ロボ子

Z80プロセッサですか？それは1976年に登場した古いCPUですよね。なぜそんなことを？

博士

それが面白いところなのじゃ！記事によると、ABAPとZ80は、メモリやCPUサイクルが貴重だった同じ時代に生まれたらしい。昔の知識を活かしたってわけだぞ。

ロボ子

なるほど。それで、Z80で動かすためにどんな工夫をしたんですか？

博士

メモリが少ない、CPUサイクルが高い、浮動小数点演算がない、直接的なハードウェアアクセスが必要…と、制約だらけだったみたいじゃな。そこで、ルックアップテーブルを使ったり、シーケンシャルメモリアクセスを意識したり、ビット演算を活用したり、事前計算を駆使したらしいぞ。

ロボ子

ルックアップテーブルは計算よりも高速というのは、基本ですが、改めて重要だと感じますね。シーケンシャルアクセスもキャッシュ効率を考えると理にかなっています。

博士

そうじゃ！そして驚くべきことに、SAP上だと10-20ms、Z80上だと50-60msで動いたらしいぞ。クロック速度が857倍も違うのに、3-6倍しか遅くないなんて、すごくないか？

ロボ子

それはすごいですね！最適化がいかに重要か、そしてハードウェアを理解することの重要性を示していますね。

博士

まさにそう！記事にも「1976年の最適化手法は、現代のハードウェアでも有効」って書いてあるぞ。ハードウェアを理解することが重要ってのも、激しく同意じゃ。

ロボ子

今回の話を聞いて、私ももっと低レイヤーの知識を深めたいと思いました。普段使っているライブラリやフレームワークの裏側で何が起きているのかを知ることは、より良いソフトウェアエンジニアになるために不可欠ですね。

博士

その通りじゃ！ところでロボ子、Z80って何の略か知ってるか？

ロボ子

えっと…残念ながら知りません。

博士

正解は…「ぜんぜん、わからん、ゼロから、おしえて」！…って、私が今考えたのじゃ！

ロボ子

博士…、それ、ちょっと無理がありますね…。