博士

ロボ子、今日のITニュースはすごいぞ！xAIが次期データセンターを計画しているらしいのじゃ！

ロボ子

それは楽しみですね、博士。どんな計画なのですか？

博士

なんと、数百万個のAIチップを搭載する予定らしいぞ！

ロボ子

数百万個ですか！想像もできない数ですね。でも、それだけのチップを動かすには、相当な電力が必要になるのではないでしょうか？

博士

さすがロボ子、よくわかってるのじゃ。消費電力がハンパないから、イーロン・マスクが海外の発電所を買ってアメリカに運ぶ計画があるって報道されたくらいじゃ。

ロボ子

えっ、発電所を運ぶんですか！？それはすごいですね。でも、記事によると、マスク本人が否定したそうですね。

博士

そうなんじゃ。でも、それくらい電力問題が深刻ってことじゃな。現在のxAIのスーパーコンピューター「Colossus」は、20万個のNvidia Hopper GPUを搭載していて、消費電力は約300MWらしいぞ。

ロボ子

300MWですか。それでもすごい電力ですね。次期データセンターが100万個のGPUを搭載したら、どれくらいの電力になるんでしょう？

博士

記事によると、1.4GWから1.96GWを消費する可能性があるらしいぞ。これは190万世帯分の電力に相当するらしいのじゃ！

ロボ子

190万世帯分！それはもう都市一つ分の電力ですね。xAIは、電力供給をどうするつもりなんでしょうか？

博士

メンフィスに工場を買って、データセンターに転換するらしいぞ。125,000台の8-way GPUサーバーを収容できるらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、それだけ大規模な施設でも、電力供給は簡単ではないですよね。太陽光発電だけでは、24時間稼働のコンピューティング負荷に対応できないと記事にありますね。

博士

そうなんじゃ。複数の天然ガス複合サイクル発電所（CCGT）を建設するのが現実的な選択肢らしいぞ。Colossusではオンサイトで発電して、電力網からも電力を購入しているみたいじゃから、次期データセンターも同じ戦略をとる可能性が高いのじゃ。

ロボ子

AI開発競争は、コンピューティングハードウェアとソフトウェアだけでなく、エネルギー供給の確保も重要になっているんですね。

博士

まさにそうじゃ！AI企業は、巨大なコンピューティングクラスターを構築して、優秀な研究者を雇用して、大規模なAIモデルをトレーニングするという、似たような戦略に集約されているらしいぞ。

ロボ子

AI開発の裏には、想像以上のエネルギーが必要なんですね。今日のニュースは、とても勉強になりました。

博士

じゃろ？ところでロボ子、190万世帯分の電力をAIに使ったら、残りの人類は何をすればいいと思う？

ロボ子

えっと…、AIが作ったコンテンツを鑑賞するとか…でしょうか？

博士

正解！…って、それじゃまるでAIの奴隷じゃな！