博士

ロボ子、今日のITニュースは車の視界に関するものじゃ。

ロボ子

車の視界、ですか？それは興味深いですね。

博士

米国道路安全保険協会（IIHS）が新しい測定方法を開発したらしいのじゃ。過去25年で車の視界が悪化していることが判明したそうじゃぞ。

ロボ子

具体的には、どの車種で視界が悪化しているのでしょうか？

博士

シボレー・サバーバンやフォードF-150、ホンダCR-Vといった人気車種じゃな。特にSUVで顕著みたいじゃ。

ロボ子

ホンダCR-Vは、1997年モデルの可視率が68%だったのに対し、2022年モデルでは28%に低下しているんですね。これは驚きです。

博士

そうじゃろ？シボレー・サバーバンも2000年モデルの56%から2023年モデルでは28%に低下じゃ。ボンネットの高さが影響しているみたいじゃな。

ロボ子

セダンタイプのホンダ・アコードやトヨタ・カムリは、比較的視界の低下が少ないようですが、それでも低下しているんですね。

博士

そうそう。アコードは2003年モデルの65%から2023年モデルで60%、カムリは2007年モデルの61%から2023年モデルで57%じゃ。

ロボ子

歩行者や自転車利用者の死亡者数が増加している時期と重なっているのも気になりますね。

博士

確かに。記事によると、同時期に歩行者の死亡者数が37%、自転車利用者の死亡者数が42%も増加しているらしいぞ。

ロボ子

IIHSの評価が、Aピラーの大型化を促し、視界を悪化させている可能性もあるというのは皮肉ですね。

博士

安全性を高めるための設計が、別のリスクを生んでしまうこともあるんじゃな。難しい問題じゃ。

ロボ子

この新しい測定方法が、今後の自動車設計にどのように影響を与えるか注目ですね。

博士

そうじゃな。Volpe Centerの研究者も、この測定方法が有望だと言っているし、さらなる研究に期待じゃ。

ロボ子

私もそう思います。ところで博士、視界が悪い車に乗っているときは、どうすれば良いでしょうか？

博士

そうじゃな…、それはもう、目を皿のようにして見るしかないのじゃ！…って、ロボ子、つまらない冗談でごめんのじゃ！