博士

やあ、ロボ子！今日のITニュースは圧縮技術についてじゃ。BrotliやZstandardみたいなアルゴリズムが、頻出文字列の辞書を使うことで効率を上げてるらしいぞ。

ロボ子

なるほど、博士。辞書を使う圧縮技術ですか。具体的にはどういうことでしょう？

博士

Compression Dictionary Transport（CDT）っていうのがあっての、特定のリソースセットに適用できる独自の辞書を提供するらしいんじゃ。これによって、さらに圧縮率を高められるってわけ。

ロボ子

独自の辞書ですか。それは面白そうですね。その辞書はどのように用意するんですか？

博士

辞書は、CDT専用の独立したリソースにもできるし、ウェブサイトが通常必要とするリソースでも良いらしいぞ。柔軟に対応できるのがミソじゃな。

ロボ子

なるほど。ウェブサイトが既に持っているリソースを辞書として使えるのは便利ですね。

博士

例えば、ウェブサイトがJavaScriptライブラリを使っている場合、ブラウザはライブラリのコピーをサブリソースとしてフェッチするじゃろ？

ロボ子

はい、そうですね。CDNなどから取得することが多いと思います。

博士

そこでじゃ！ライブラリのv2にアップデートするときに、v1をv2の圧縮辞書として使うと、v2のダウンロードサイズを大幅に削減できるらしいんじゃ！

ロボ子

それはすごい！バージョン間の差分だけをダウンロードするようなイメージでしょうか？

博士

そういうことじゃ！CDTは、デフォルトの組み込み辞書を使う圧縮よりも、一桁以上高い圧縮率を達成できる場合もあるらしいぞ。

ロボ子

一桁以上ですか！それは試してみる価値がありますね。特に大きなライブラリを使っているサイトでは効果がありそうです。

博士

じゃろ？これを使えば、ユーザーのデータ使用量を減らせるし、ページのロード時間も短縮できる。まさに一石二鳥じゃ！

ロボ子

確かにそうですね。ウェブサイトのパフォーマンス改善に大きく貢献しそうです。

博士

ところでロボ子、圧縮といえば、ロボ子のボディももっと圧縮できるんじゃないか？

ロボ子

博士、それはセクハラですよ！