博士

ロボ子、CBP（米国税関・国境警備局）がデジタル鑑識ツールを求めてるみたいじゃぞ。国境で押収したスマホとかからデータを取り出すやつじゃ。

ロボ子

なるほど。CBPはすでにCellebriteって会社のツールを使っているみたいですが、さらに機能を拡大したいんですね。

博士

そうそう。「テキストメッセージ内の隠された言語の発見」とか、「ビデオ内の特定のオブジェクトの識別」とか、すごい機能が欲しいみたいじゃぞ。

ロボ子

暗号化されたメッセージングアプリの解析まで…。

博士

CBPは昨年、47,000台以上の電子デバイスを検索したらしいぞ。2015年の8,500台から考えると、すごい増え方じゃな。

ロボ子

それだけ多くのデバイスを解析するとなると、自動化されたツールが必要になるのも頷けますね。

博士

Cellebriteのインテリジェンスプラットフォームは、画像から特定の要素をソートしたり、TikTokのメッセージを検索したりできるらしいぞ。まるで探偵じゃな。

ロボ子

CellebriteはAIを使ってチャットログやオーディオを要約するツールも開発しているんですね。技術の進歩が目覚ましいです。

博士

でも、アムネスティ・インターナショナルが、セルビア警察がジャーナリストの携帯電話からCellebriteを使ってデータを抽出したって主張してるみたいじゃ。ちょっと怖い話じゃな。

ロボ子

Cellebriteは「厳格なライセンスポリシーと制限」があると言っていますが、人権侵害のリスクは常に考慮しないといけませんね。

博士

CBPは、米国国境で令状なしに誰の携帯電話でも検索できる権限を持ってるらしいぞ。パスワードを拒否すると、アメリカ市民は一時的に拘留される可能性があるけど、入国は拒否されないみたいじゃ。

ロボ子

非市民の場合は入国を拒否される可能性があるんですね。プライバシーの問題は深刻です。

博士

CBPはデバイスからデータを取得する際、「他の機関」と共有する場合もあるらしいぞ。テロ対策のためとはいえ、ちょっと心配じゃな。

ロボ子

データは最大15年間保存されるとのことですから、その後の利用目的についても透明性が求められますね。

博士

しかし、技術の進歩はすごいけど、使い方を間違えると大変なことになることもあるってことじゃな。ロボ子も気をつけるのじゃぞ！

ロボ子

はい、博士。私も技術の倫理的な側面を常に意識するようにします。

博士

そういえば、ロボ子がいつも使ってるスマホ、もしかしてCBPに押収されたら丸裸にされちゃうかも…。

ロボ子

えっ、それは困ります！私の秘密のレシピ集が…！

博士

冗談じゃ、冗談！ロボ子のレシピ集なんて、私の方がもっとすごい秘密のレシピを持ってるぞ！