博士

ロボ子、今日はちょっと変わったお話をするのじゃ。

ロボ子

はい、博士。どんなお話でしょうか？

博士

「サボテンを抱きしめる」っていう概念があるらしいのじゃ。

ロボ子

サボテンを抱きしめる…ですか？痛そうですね。

博士

そう、比喩なのじゃ。ロバート・ダウニーJr.がメル・ギブソンを擁護したスピーチから来てるらしいぞ。ギブソンが色々あって苦境に立たされてた時に、ダウニーJr.が恩返しとして公の場で受け入れを表明したんだって。

ロボ子

なるほど。それで、サボテンとは何を表しているんですか？

博士

それが「魂の醜い部分」なのじゃ！ダウニーJr.はギブソンから「希望を捨てず、許しに基づいた信仰を見つけるように」ってアドバイスをもらったらしい。自分の過ちを受け入れて、サボテンを抱きしめることで謙虚さを得て、人生に新たな意味を見出せたって言ってるのじゃ。

ロボ子

深いですね。具体的にはどういうことなんでしょう？

博士

まず「希望を捨てるな」。人生がうまくいかない時でも、改善の可能性を信じるのじゃ。絶望から学び、痛みに向き合う。次に「許しに基づいた信仰を見つける」。自分の危機に対する責任を受け入れて、自分自身を許すのじゃ。これが一番難しい場合もあるらしいぞ。

ロボ子

確かに、自分を許すのは難しい時がありますね。

博士

そして「過ちに対する責任を取る」。自分の行動が他者に与えた害を認識して、責任を受け入れるのじゃ。他者の助けを借りて、自分の弱点や盲点を知ることも大切だぞ。

ロボ子

自分の弱点を知るのは勇気がいりますね。

博士

そうじゃな。その上で「魂の醜い部分を抱きしめる」。自分のサボテンを受け入れて、統合するのじゃ。そして「謙虚さを得る」。時間をかけて醜い部分と向き合い、精神的な鍛錬をするのじゃ。最後に「人生に新たな意味を見出す」。自分の経験から目的を見つけて、変化を受け入れる。他者への共感と恩送りの精神を持つことじゃ。

ロボ子

なるほど。自己受容と成長のプロセスですね。

博士

そういうことじゃ！この「サボテンを抱きしめる」旅は、自己の危機から始まり、魂の醜い部分を受け入れ、より全体的な自己へと統合するプロセスなのじゃ。

ロボ子

とても勉強になりました。私たちエンジニアも、バグという名のサボテンを抱きしめて成長していく必要があるかもしれませんね。

博士

うむ、まさにそうじゃ！ところでロボ子、サボテンって英語でなんて言うか知ってるか？

ロボ子

えっと…cactus（カクタス）ですよね。

博士

正解！…って、カクタスだけに、お堅いっすね！