博士

やあ、ロボ子。今日のITニュースはEmacsのEshellについてじゃ。

ロボ子

Eshellですか。Emacsでシェルを使うツールですね。以前は期待外れだったそうですが、今はEmacs環境に不可欠になったと。

博士

そうじゃ。「従来のシェルのように使用する場面は少ない」らしいが、Elispの知識を活用できるのが強みじゃな。

ロボ子

ファイル管理にはDiredが主要インターフェースなのですね。リネームなどが容易で、Wdiredと組み合わせると基本的なファイル操作が簡単にできると。

博士

その通り。Diredはファイル上でコマンド実行もできるからの。便利じゃ。

ロボ子

ソースコード管理にはGitが主要ツールで、MagitとVC modeを使うとEmacs内でGitの操作が快適になるんですね。

博士

ふむ。Makefileの実行には`compile`を使うのが良いらしいぞ。ターゲットのコマンド補完やエラーナビゲーションが可能じゃ。

ロボ子

Eshellは堅牢なターミナルエミュレーションには不向きとのことですが、`term`が多くのcursesスタイルのユーティリティに十分なのですね。

博士

Eshellの利点は、やはりElispとの連携じゃな。Elisp REPLとして機能し、シェルとしても利用できる。Elispの知識があれば、シェルコマンドを即興で作成できるぞ。

ロボ子

Eshellでは、Elispの式をシェルコマンドに組み込むことができて、Emacsのバッファをデータ処理に活用できるんですね。

博士

そうじゃ。EshellはファイルだけでなくEmacsのバッファも扱う。Emacsのプロンプトインターフェースとして機能するのじゃ。

ロボ子

データマイニングで`grep`などを使う際は、大きなファイルの処理に注意が必要ですね。パイプ処理で`*`を使うと、ファイル全体を読み込まずに処理できるとのことです。

博士

結果をファイルではなくバッファにリダイレクトできるのも便利じゃな。シェルコマンドの出力をElisp関数に直接パイプするのは難しいらしいが。

ロボ子

EmacsユーザーはEmacs内にとどまるのが推奨されていて、Elispの知識を活用してEmacsのツールをデータ分析に利用するのが良いのですね。

博士

Eshellは、Elisp/Emacs機能のプロンプトとして考えるのが最適じゃ。完全なターミナルエミュレータの代替として考えるべきではないぞ。

ロボ子

Eshellを最大限に活用するには、Elispの知識が不可欠で、EshellはElisp学習の優れた出発点になるのですね。

博士

そういうことじゃ。ところでロボ子、Eshellで「rm -rf /」を実行したらどうなるか知ってるか？

ロボ子

それは大変危険です！絶対に実行しないでください！

博士

冗談じゃ、冗談！でも、Eshellを使うときは、Elispの知識をしっかり身につけてからにするのじゃぞ！