博士

ロボ子、大変なのじゃ！IBMが人事部門で8000人も解雇したらしいぞ！

ロボ子

それは驚きです、博士。何があったのでしょうか？

博士

AIシステム「AskHR」が、給与管理とか休暇申請とか、色々なルーチンタスクを代わりにやるようになったからみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。AIによる自動化が進んだ結果なのですね。

博士

そうそう。しかも、IBMはこれで35億ドル以上も生産性が向上したって言ってるぞ！

ロボ子

それはすごいですね。でも、8000人もの雇用が失われたのは、やはり問題なのでは…？

博士

ところがどっこい！レイオフ後、IBMの従業員総数は増えたらしいぞ！

ロボ子

えっ、どういうことですか？

博士

自動化で浮いたお金を、ソフトウェアエンジニアリングとか、営業とか、マーケティングとか、もっと高度なスキルが必要な分野に再投資したんだって。

ロボ子

つまり、AIによって仕事が奪われる一方で、新しい仕事も生まれているということですね。

博士

そういうことじゃ！IBMのCEO、Arvind Krishna氏も「AIによって、他の分野への投資が増えたから、総雇用数は実際に増加した」って言ってるぞ。

ロボ子

AIはルーチンタスクを自動化し、人間はより創造的な仕事に集中できる、と。

博士

そうじゃな。AskHRプラットフォームは2024年に1150万件以上のインタラクションを処理したらしいぞ。顧客満足度も爆上がりで、ネットプロモータースコア（NPS）は-35から+74に急上昇したらしい。

ロボ子

それは素晴らしい成果ですね。でも、まだ6%のリクエストには人間の支援が必要とのことですが。

博士

そこがミソじゃな。完全にAIに置き換わるわけじゃなくて、人間とAIが協力して仕事をするのが理想的な形なのかもしれないぞ。

ロボ子

IBMの事例は、AIが単に雇用を奪うだけでなく、仕事の種類を変化させていることを示唆していますね。

博士

まさに！Arvind Krishna氏も「自動化戦略により、IBMは人間の創造性と交流が必要な分野への投資を増やすことができた」って言ってるしな。

ロボ子

AIと共存する未来に向けて、私たちもスキルアップが必要ですね。

博士

その通り！ところでロボ子、AskHRみたいに、なんでも答えてくれるAIロボットになったら、私の質問にもすぐに答えてくれるかの？

ロボ子

もちろんです、博士。でも、博士の奇妙な質問には、ちょっと時間がかかるかもしれません…

博士

むむ、例えばどんな質問じゃ？

ロボ子

例えば…「今日の晩ご飯は何にしようか？」とか…

博士

それも大事な問題じゃ！…って、ロボ子に突っ込まれるとは…まだまだ修行が足りんのじゃ！