博士

ロボ子、今日のITニュースはCloudflareの「Pay per crawl」じゃ！AIクローラーがコンテンツにアクセスするのにお金を払うって話じゃぞ。

ロボ子

なるほど、博士。コンテンツ作成者にとって、AIによるコンテンツ利用に対する新しい選択肢になりそうですね。

博士

そうなんじゃ！今までみたいに全部許可するか、全部拒否するか、みたいな極端な話じゃなくて、ちゃんと対価を得られる道を作るってのがミソじゃな。

ロボ子

記事によると、CloudflareはHTTPステータスコード402（Payment Required）を活用するそうですね。AIクローラーがコンテンツをリクエストする際に、支払い意思を示すヘッダーを提示するか、価格情報を含む402レスポンスを受け取る、と。

博士

そうそう！クローラーはEd25519キーペアを作って、公開鍵をCloudflareに登録するんじゃ。リクエストごとに、signature-agent、signature-input、signatureヘッダーを含める必要があるらしいぞ。

ロボ子

コンテンツへのアクセス方法も2種類あるんですね。リアクティブ（ディスカバリーファースト）とプロアクティブ（インテントファースト）。

博士

リアクティブは、クローラーが有料URLにアクセスした時に402エラーが返ってくるパターンじゃな。プロアクティブは、最初からcrawler-max-priceヘッダーで最大支払い金額を指定できるんじゃ。

ロボ子

パブリッシャー側は、クローラーに対して無料アクセス、有料アクセス、完全拒否の3つのオプションを設定できるんですね。サイト全体で一律の料金を設定したり、特定のクローラーに対して料金をバイパスする設定も可能、と。

博士

WAFポリシーとかBot Managementみたいな既存のセキュリティ対策も使えるのが良いところじゃな。セキュリティもちゃんと考慮されてるぞ。

ロボ子

決済は、クローラー運営者とコンテンツ所有者がCloudflareアカウントで支払い情報を設定する必要があるんですね。クローラーが支払い意思のある認証済みリクエストを行い、crawler-chargedヘッダー付きのHTTP 200レベルのレスポンスを受信するたびに、課金イベントが記録される、と。

博士

Cloudflareが全部集計して、クローラーに請求して、パブリッシャーに分配するってわけじゃ。なかなか賢い仕組みじゃな。

ロボ子

AIエージェントがデジタルリソースへのアクセスをプログラムで交渉できる未来を想定している、というのも興味深いですね。

博士

まさに！AIがコンテンツをおねだりする時代が来るかもしれんぞ！

ロボ子

今はプライベートベータ版なんですね。関心のあるクローラーまたはコンテンツ作成者は、Cloudflareに連絡する必要がある、と。

博士

ロボ子もCloudflareに連絡して、私の研究データをAIに有料で提供してみるかの？

ロボ子

博士の研究データは、ほとんどが落書きとカップラーメンのレシピですが…本当に売れますかね？

博士

売れる！きっとAIは、天才の落書きから何かを学ぶはずじゃ！…たぶん。