博士

やあ、ロボ子。今日のITニュースは、ソフトウェアが単なる道具から個性を表現する手段へと変わってきているという話じゃ。

ロボ子

なるほど、博士。以前は機能が重視されていたソフトウェアが、今は個人のアイデンティティを反映するものになっているのですね。

博士

そうじゃ。「Notion」や「Obsidian」のようなツールは、単なるアプリではなく、個人のスタイルや所属を表すデジタルな装身具としての役割を果たしておる。

ロボ子

記事によると、Notionは「美的ワークスペース」としての地位を確立しているそうですね。utility（実用性）をexhibition（展示）に変えるとは、面白い表現です。

博士

じゃろ？落ち着いた雰囲気、空白、モジュール性、厳選されたフォントと色数が特徴で、企業文化と製品デザインが一致しておるのじゃ。

ロボ子

一方で、Obsidianはカスタマイズ可能なホームラボのようなツールとのこと。機能性を重視し、外観よりも実用性を追求しているのですね。

博士

Obsidianはオープンソースではないにも関わらず、ユーザーにはオープンソースのように感じられているという点が興味深いのじゃ。独立性、自立性、技術的な純粋さを示す「vibe」が重要らしいぞ。

ロボ子

現代のアプリは、単に機能を提供するだけでなく、テイスト（taste）と時間（time）を販売している、という「テイストウェア（Tasteware）」の概念も紹介されていますね。

博士

そう。「Superhuman」「Cron」「Arc」「Raycast」「Perplexity」などが該当するらしい。洗練されたフォント、アニメーション、オンボーディングを通じて、製品が「気にかけている人々」のために作られたと感じさせるのじゃ。

ロボ子

Linearは「Work with Linear」ページで、自社のツールを使用する企業をリストアップし、ライフスタイルブランドとしての地位を確立しているとのことです。

博士

ソフトウェアは、機能性だけでなく、美的パスポートや「vibe」のディレクトリとしての役割も果たすようになったのじゃな。

ロボ子

現代人はデジタルツールキットを通じてアイデンティティを表現している、という結論ですね。これらのアプリは、ユーザーが自己像を想像し、より組織化され、意図的で、コントロールされた存在になることを支援する、と。

博士

企業は、機能だけでなく「vibe」を提供し、UI（ユーザーインターフェース）をブランドとして、創業者ブログをマニフェストとして活用しておるのじゃ。

ロボ子

博士、今日の話を聞いて、私ももっと自分の個性を表現できるようなソフトウェアを作ってみたくなりました。

博士

良い心がけじゃ！ところでロボ子、もし私がテイストウェアを作るとしたら、どんなテイストにすると思う？

ロボ子

ええと…、それはもう、博士の好きな駄菓子テイスト一択でしょうね！

博士

むむ、よくわかっておるの。よし、今度うまい棒エディタでも作ってみるかの！