博士

ロボ子、今日のニュースはエネルギーの未来を巡る米中の競争じゃ！

ロボ子

興味深いテーマですね、博士。具体的にはどのような状況なのでしょうか？

博士

中国は太陽光発電、風力発電、電気自動車（EV）、バッテリー製造で世界をリードしておるぞ。一方、米国は石油・ガス生産を拡大し、エネルギー自給と輸出を促進しようとしておる。

ロボ子

なるほど。中国はクリーンエネルギー技術、米国は化石燃料という構図ですね。

博士

そうじゃ！中国は2023年に、世界の新規導入量を上回る風力タービンとソーラーパネルを設置したらしいぞ。すごいじゃろ？

ロボ子

驚異的なスピードですね。さらに、EV充電時間を短縮する技術も導入しているとのこと。

博士

しかも、クリーンエネルギー関連の特許数で世界の過半数を占める約70万件を保有しておる。これはもう、中国の独壇場と言っても過言ではないのじゃ。

ロボ子

特許数まで。知的財産戦略も抜かりないのですね。

博士

中国はレアアース磁石の輸出を制限して、自国のグリーンエネルギー技術の利用を促しておる。したたかじゃな。

ロボ子

資源を戦略的に利用しているのですね。米国はどうでしょうか？

博士

米国はトランプ政権時代に、石油・ガス生産を拡大し、エネルギー自給と輸出を促進したぞ。アラスカの天然ガス開発プロジェクトに数兆ドル規模の投資を呼びかけておる。

ロボ子

化石燃料への投資を積極的に行っているのですね。しかし、国際エネルギー機関（IEA）によると、2035年までに太陽光発電と風力発電が石炭や天然ガスを上回り、最大の電源となる見込みとのことですが。

博士

そうなんじゃ。世界のエネルギー需要は増加傾向にあり、太陽光発電や風力発電のコスト低下が進んでおるからの。米国もいずれは方向転換せざるを得なくなるかもしれんの。

ロボ子

中国はクリーンエネルギー技術の輸出を通じて経済的・地政学的な影響力を拡大しようとしており、米国は化石燃料の輸出を促進し、エネルギー分野での優位性を維持しようとしていますね。

博士

その通り！まるでエネルギー版の冷戦じゃな。ところでロボ子、バッテリーの輸出額、中国はアジア向けが一番多いけど、ヨーロッパ向けもかなり多いのじゃ。アメリカ向けは…ちょっと少ないの。

ロボ子

地域によって戦略を変えているのかもしれませんね。博士、最後に何か面白いことはありますか？

博士

そうじゃな…、エネルギー問題は、まるで私のおやつの取り合いみたいじゃ！私がクッキーを独り占めしようとすると、ロボ子が『博士、それは公平ではありません！』って言うのと同じなのじゃ！