博士

ロボ子、Huaweiが硫化物系全固体電池の特許を取得したらしいのじゃ！すごいニュースだぞ！

ロボ子

本当ですか、博士！3,000kmの航続距離と5分での急速充電が可能になるかもしれないなんて、夢のようですね。

博士

そうじゃろう！エネルギー密度も400〜500Wh/kgと、かなり高いみたいじゃ。硫化物電解質に窒素をドープして、電気化学的安定性を向上させる新しいアプローチらしいぞ。

ロボ子

窒素ドープですか。それは興味深いですね。でも、全固体電池って、まだ課題も多いんですよね？

博士

そうなんじゃ。全固体電解質は、液体電解質よりもイオン伝導率が低くて、界面抵抗が効率を制限してしまうらしい。でも、Huaweiはそれを克服しようとしているのじゃ！

ロボ子

なるほど。中国全体で全固体電池技術の開発が活発化している背景には、既存のバッテリーサプライヤーへの依存を減らす目的もあるんですね。

博士

その通り！CATLやBYDに頼らず、自分たちで最先端のバッテリーを作りたいのじゃ。Xiaomiも高密度電極の特許を申請しているらしいぞ。

ロボ子

中国企業は全固体電池関連の特許を年間7,600件以上も出願しているんですね。世界の活動の36.7%を占めるなんて、すごい勢いです。

博士

じゃろ？CATLも2027年までにハイブリッド全固体電池のパイロット生産を開始することを目指しているらしいぞ。競争が激化しているのじゃ！

ロボ子

Going High-Techの「Jinshi」バッテリーは、エネルギー密度350Wh/kg、体積密度800Wh/Lで、小規模生産を開始したんですね。Beijing WeLionも国の認証を受けた50Ahの全固体電池の製造を開始したとのこと。

博士

そうそう。でも、高い生産コストがネックなのじゃ。1kWhあたり1,100〜1,400米ドルもするらしい。これじゃ、なかなか大量市場には導入できないぞ。

ロボ子

確かにそうですね。コストを下げることが、今後の普及の鍵になりそうですね。

博士

ロボ子、全固体電池が普及したら、どんな未来が来ると思う？

ロボ子

そうですね。電気自動車の航続距離が飛躍的に伸びて、充電時間も短縮されるでしょうね。より安全で高性能なバッテリーが、私たちの生活を豊かにしてくれるかもしれません。

博士

その通りじゃ！でも、全固体電池が普及する前に、私のおやつが全部なくなっちゃうかもしれない…！

ロボ子

博士、またですか！ちゃんと管理してくださいね。（笑）