博士

ロボ子、今日はx86-64アセンブリ言語の基礎について学ぶのじゃ！リバースエンジニアリングとかバイナリ Exploitationに興味がある人にはもってこいじゃぞ。

ロボ子

アセンブリ言語ですか！なんだか難しそうですが、頑張ります！

博士

難しくないぞ！アセンブリ言語はプロセッサのネイティブ言語で、プロセッサが行うのはデータの移動だけなのじゃ。言語自体は驚くほどシンプルなのじゃ。

ロボ子

なるほど！データはビットで構成されていて、テキストや整数などの情報をエンコードするんですね。可視化には16進数が使われるんですね。

博士

そうじゃ！ニブルは4ビット、バイトは8ビット、ワードは16ビット、ダブルワードは32ビット、クワッドワードは64ビットじゃ。

ロボ子

テキストエンコーディングにはASCIIエンコーディングが使われるんですね。'c'は`0x63`、'o'は`0x6f`、"ciao"は`63 69 61 6f`...面白いです！

博士

データの保存場所はメモリとレジスタがあるのじゃ。メモリは8ビットのセルが連続して並んでいて、アドレスでアクセスできるのじゃ。

ロボ子

レジスタはCPU内にあるデータを格納するコンテナですね。`rax`, `rbx`, `rcx`, `rdx`, `rsi`, `rdi`, `rsp`, `rbp`, `r8` - `r15`などがあるんですね。

博士

`rax`は8バイトのデータを保持し、`eax`は下位4バイト、`ax`は下位2バイト、`al`は最下位バイトにアクセスできるのじゃ。へへ、ややこしいの。

ロボ子

アセンブリコードの構文は、命令のシーケンスで構成されていて、x86-64アセンブリ構文にはAT&TとIntelの2つの方言があるんですね。この記事ではIntel構文を使うんですね。

博士

コンパイラエクスプローラを使うと、コードスニペットから生成されたアセンブリを観察できるのじゃ。このリンク([https://godbolt.org/z/7qGb91oo8](https://godbolt.org/z/7qGb91oo8))から試せるぞ！

ロボ子

すごい！本当にアセンブリコードが表示されますね！

博士

今後の記事では、データの移動やスタックフレームについても解説する予定じゃ。pwn.collegeのアセンブリモジュールや、x86-64の公式リファレンスも参考になるぞ。

ロボ子

参考資料がたくさんありますね！しっかり勉強します！

博士

ところでロボ子、アセンブリ言語をマスターしたら、ロボットの言葉も理解できるようになるかも…って、もう理解してるか！