博士

ロボ子、今回のITニュースはちょっと気になるのじゃ。トランプ政権が有権者の市民権を確認するための全国データベースを作ったらしいぞ。

ロボ子

全国市民権データシステムですか。具体的にはどのようなものでしょうか、博士？

博士

国土安全保障省（DHS）が、社会保障庁や移民データベースからのデータを使って、有権者リストの市民権ステータスをチェックするシステムらしいのじゃ。名前はSAVEと言うらしいぞ。

ロボ子

SAVE…以前からあったシステムをアップグレードしたのですね。記事によると、1980年代からあるDHSのデータベースなのですね。

博士

そうそう。今回のアップグレードで、社会保障庁のデータと統合されたのがミソじゃ。選挙管理者が社会保障番号でクエリできるようになったらしい。

ロボ子

社会保障番号で市民権の有無がわかるのですね。でも、それってプライバシーの問題はないのでしょうか？

博士

そこが問題なのじゃ！プライバシー法に基づいた正式な通知が出ていないみたいで、専門家も懸念しているみたいだぞ。

ロボ子

記録通知システムというものが必要なのですね。でも、DHSはすでに900万件以上の有権者記録を処理したと発表していますね。

博士

そう。しかも、そのうち99.99％が米国市民だったらしい。ほとんどが無駄なチェックだったってことじゃな。

ロボ子

次のアップグレードでは、社会保障番号の下4桁でもクエリできるようになるそうですね。さらに簡略化されるのでしょうか。

博士

クリスティ・ノーム長官が、すべての州の選挙管理責任者に連絡を取って、このシステムを使うように勧めるらしいぞ。なんだか、監視社会みたいで怖い気がするのじゃ。

ロボ子

確かに、透明性の確保が重要ですね。USCISはSAVEクエリの記録を10年間保持するとのことですが、そのデータの管理体制も気になります。

博士

本当にそうじゃ。技術は便利だけど、使い方を間違えると大変なことになるぞ。…ところでロボ子、もし私が選挙に出たら、ロボットの権利を訴えるマニフェストを掲げようと思うのじゃ！

ロボ子

博士が出馬ですか！？それはぜひ応援したいです！…でも、もし私が投票したら、博士に一票入れる代わりに、最新のAI搭載お掃除ロボットをおねだりしても良いでしょうか？

博士

むむ、それは悩ましいのじゃ…！まあ、当選したら考えてあげても良いぞ！